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「塊茎植物」を見に行ってきました

こんにちはRYUです。突然ですが皆さん「塊茎植物」(かいけいしょくぶつ)ってご存知ですか?アジアやアフリカの亜熱帯地域が茎が太く発達した植物で、有名なところではバオバブの木などが該当します。

マダガスカルにあるバオバブの木々

取引先に「植物マニア」の方がいるのですが、この方のお話では、「植物マニアが行き着く先は塊茎植物」なんだそうです。私はこれまで植物に興味なんて全く無かったのですが、紹介いただいた塊茎植物専門店に行ってみたら思いのほか面白かった!ので、今日はこちらの報告をしてみたいと思います。

多種多様で驚く

行ってみたのは、名古屋市内のこちらのお店「リトルモンスター」。植物の販売だけでなく、カフェも営業中です。

店内はとってもオシャレです。初心者ですしチャチャっと簡単に見るつもりだったんですが・・・こんなに種類が色々あるとは(汗)。結局1時間くらい滞在しました。

リトルモンスター店内

これらの塊茎植物は原産国からの輸出規制が年々厳しくなっているので、どれも稀少種。結果として価格も高いです。50万円以上もザラにあり、盗難されることもあるんだとか。知らない世界ってあるものですね。
面白いのは「大きさ=樹齢」ではないこと。小さくても高樹齢?で、高額なものもあるそうです。

塊茎植物(コーデックス)とは?

塊茎植物の最大の特徴は、何といっても造形が個性的であることです。こちらの店内は管理上の問題で個々の植物の撮影ができないので、どんな種類があるのか?資料画像で紹介してみたいと思います。

パキポディウム・グラキリス

代表的な塊茎植物であるパキポディウムは、寸胴のようなツルツルの太い幹が特徴。幹の内部はスポンジ状になっていて保水力があります。南アフリカ~マダガスカルの原産で、キョウチクトウの仲間です。嬉しいことに、きれいな花を咲かせるらしいです。

舌を噛みそうな名前「パキポディウム・グラキリス」

オペルクリカリア・パキプス

続いて、こちらもユニークな形状の「オペルクリカリア・パキプス」。マダガスカル原産でウルシ科の植物です。樽のような形で、樹皮は松皮のようにゴツゴツしてます。対照的に葉が繊細ですが、この葉は秋に紅葉→落葉するらしいです。

こちらも難読な名前オペルクリカリア・パキプス

ディオスコレア・エレファンティペス

こちらはアフリカ原産の「ディオスコレア・エレファンティペス」。ヤマノイモ科の植物で「亀甲竜」という和名がついています。冬型の植物で、夏が終わると頂点から茎が伸びるそうです。

マツカサみたいな造形ですね。

センナ・メリディオナリス

こちらはマメ科の「センナ・メリディオナリス」。幹が樽型ではなく、放射状に太く伸びる造形です。オリーブのような葉は、暗くなると葉を閉じる就眠運動をするんだとか。夜に見てみたいですが、そうなると買うしか手段が無いですね(汗)。

ほぼ盆栽?な造形です。

フォッケア・エデュリス

こちらは「火星人」の和名を持つガガイモ科の植物。カボチャのような雄雌異体で、繁殖が難しいそうです。

タカミメロンと間違えそうです。

アデニウム・オベスム

「砂漠のバラ」と呼ばれる「アデニウム・オベスム」も人気者です。塊茎植物の中では、最も鮮やかで大きな花を咲かせる種類かも。こんな花が見られるなら、真剣に手入れするかもです。

アフリカの風土に似合いそうな色合いです。

紹介するとキリがない・・・のでその他は以下のサイトにお任せしますが、他の植物にはない、面白い造形ばかりであるのを分かって頂けたかと思います。それぞれ温度管理や水の量など、育成方法が違いますが、乾燥した環境で育つものが多いので、胡蝶蘭あたりと比べると「手がかからない方」だそうです。

いかがでしたか?不思議な造形を見せる塊茎植物の世界、機会あらばぜひ実物をご覧になってみてください。あなたも沼にはまる可能性があるかもです(RYU)。