自分次第の法則3「共感する」
こんにちは、くらです。
仕事上、人と話していると、いろいろなことがあります。
愚痴を言う人、文句を言う人、判断を投げてくる人・・・。
いわゆる困った人と称される方々。
私はどちらかというと、性格的に言い返すのが苦手なので、ひたすら聞く方なのですが、それでも、限度というのがある。
その限度を超えると、開き直ってしまうのが自分でも怖い。
ただ、相手の話を聞いていると、思うことがよくあります。
この人は、とにかく、自分のことを聞いてもらいたいのだ、ということ。
自分の怒りを自分でもどうしようもない、とかんじることがよくあります。
そういうときは、ひたすら聞く。
聞いて聞いて聞きまくる。
あいずちはもちろん、一言二言理解を示す。
「あーそうなんですね」とか、「それで困っていらっしゃるんですね」とか。
共感する、というのは、相手に誠意を示す一つの方法。
口だけの共感は、相手にすぐ見破られます。
D.カーネギーも言っていますが、心からの誠意を示す、ということが大事。
先日も、怒りのままに話してくる方いらっしゃいました。
ひたすら聞いていたのですが、そのうち出た相手の一言。
「悪いと思ってないだろ」
見破られた、と思ってしまった。
何せ、その日はいつもよりとても忙しく、ほかのスタッフもバタバタしているところだったので、こちらの事情も分かって欲しい、という気持ちが顔に出ていたのでしょうね。
でも、こちらの事情は相手には関係ない。
相手は、ただ自分のことが大事。
それは、誰でもそうだと思うのです。
ですので私も一言だけ。
「いえ、そんなことはないです。」
こちらの事情、あちらの事情、お互いに事情がある。
ですので、怒る事情も本当のところはこちらには分からない。
心から出た一言でした。
相手の顔からは、怒りの色は消えていました。
「もういい」
と言って、去っていきました。
相手の表面上の怒りはこちらもよく分かってました。
ようするに、どうしてこんなに待たされるのだ、ということ。
その理由がよく分かっていたので、こちらもひたすら聞けたのでした。
こちらの思いが通じたかどうかは分からない。
共感とはいかないかもしれませんが、少しでも理解しようとする気持ちは、相手には伝わるのかも知れない、と思ったのでした。
相手の気持ちを理解し、共感しようと思うのは、自分次第でいくらでも可能だと感じます。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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