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人生を切り開く言葉11「すべては自分」
こんにちは、くらです。
すべては自分次第、とよく言われる。
どういうことなのか。
「明末の儒者、呂新吾(りょしんご)にこういう言葉がある。
『学問の要訣(ようけつ)はただ八箇の字にあり。
徳性を涵養し、気質を変化す』
人が学ぶのは思いやりや誠実、勤勉、忍耐の心といった徳性というものを養い育て、悪い気質と良い気質に改めていくためだ、というのである。私たちは人間性を練り、自らの人格を高め。深めていくために学ぶのだ。人間学を学ぶ要訣はそこにある。
呂新吾はさらに言う。
『我を亡ぼす者は我なり。
人、自ら亡ぼさずんば、誰か能く之を亡ぼさん』
どういう人生を送るか。すべては自分にある。そして、自分の在り方は幼児を含め自分を取り巻くあらゆるものに良くも悪くも影響していく。そのことをすべての成人は忘れてはならない。」
(『小さな人生論⑤』藤尾秀昭(到知出版社)より引用 P74-75)
自分が自分を育ててきた、今までの結果が今である。今は先にも行けないし、後にも戻れない。でも、今は過去から未来へ行く、道標だと思えば、自分がどうしたいかを、改めて考える大事な地点。未来を夢見るもよし、過去を反省するもよし、でも、行動することができるのは、今だけ。
その今が、今の自分の在り方が、自分の周囲に影響を及ぼすなら、自分はどういう影響を及ぼしたいのか、それが自分の過去から未来へ問われてくる。
今回もお読みいただきありがとうございました。