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「「食」の未来で何が起きているのか」を読んで。

・背景

あんまり、「食」には興味がないのかな~と思いつつも、魚には興味があり手に取りました。

帯文に「代替マグロ」ということが書いてあったので、魚のことについても書かれているのかな~と今になって思います。

正確に当時のことは覚えていません...

まあ、すぐ読めそうと思ったのも理由かもしれません。笑

・感想

「フードテック」という業界を知るという意味で良い本だと感じました。

私が就活で業界地図とかを使っていた影響かもしれませんが、フードテックの動向や「こんな企業がこういうことやっている」というようなことが大雑把には書いてあるので、就活生には業界地図から一歩踏み込んで、詳細に知るという意味の入門書としては良いのかな~と思います。

至って単純に『フードテックの最新』ということを知る意味でも有用だと思います。

中身としては、海外の話が多いように感じました。

日本の話で言うと、やっぱり近大マグロなのかな~と感じました。

この本が全てではないですが、日本は遅れているのかな~と思います。

前半部分で、培養肉について書かれていました。

今、培養肉が食べれるのはシンガポールだけで、イスラエルでも試食会などはありますが、普通に食べられるわけではないそうです。

ここで思うのは培養肉と代替肉の違いって?

っていう所だと思います。

培養肉
本物の肉の繊維の一部を取り出して、培養したもの。
代替肉
本物の肉を一切使わず、本物を再現したもの

私の解釈的にこんな感じです。

なぜ、本物の肉の代用をしなければいけないのか?

というと、非常にコストがかかるからです。

食べ物はもちろん、時間もです。

今後は人口爆発で、どんどん人口が増えていき、食べ物が足りなくなります。

そうなると、国レベルの問題ではなく、人類生存の問題になります。

また、牛のゲップはメタンを放出します。

メタンは二酸化炭素の約20倍の温室効果があります。(メタンを1放出するのと、二酸化炭素を20放出するのは同じこと)

食料問題だけでなく、気候変動問題にも関わっていることが分かります。


色々な最新技術の例が書いてありますが、気になったことをいくつか紹介します。

・無人レストラン

海外のレストラン。

タッチパネルで、選んで注文できるだけでなく、本人の体調を考慮したオススメメニューも選べる。

番号札を受け取って、窓口で受け取る仕組み。

私は行ったことがないですが、東京は無人のコンビニもあるそうで。

・コオロギせんべい

無印良品と徳島大学の共同研究で開発。

「コオロギはやっぱりエビと同じ食感」

とのコメント。 

私は昆虫食を食べたことがないですが、「食べるならコオロギ~」と勝手に思ってます。笑

・二酸化炭素からたんぱく質を作る

これは、宇宙の話。

宇宙で生活するとして、食料をどうするか?

という問題に関して、宇宙で食べ物を生産すると考えた時に有望な解決法。

こういう微生物がいるようで、ワクワクしました!


・最後に

オススメ理由は感想の最初で触れたので割愛します。笑

まあ、本当に最新技術を浅く広く知る上で言い本だと思います!


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