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理解したことを紙に書く

電子で書くことに慣れてしまったせいか、紙では書けるスピードが遅く、イライラしてしまいました。加えて気持ち的に「早く~」というのも相まって変に力が入って肩が痛くなりました。

そもそもなぜ紙に書こうとしたのか?というと、先日読んだ『知ってるつもり 「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方 』に影響を受けました。

自分が何を知っているかは、知っていることを書き出すことで分かるということを読んで書こうと思いました。知っている所までを書いて、抜けている所・先が分からないことが「分からないこと」です。

これを行うにあたって、noteでもいいかな~と思いつつ、分かっていることを順序だてて書けていないと、頭にあった繋がっていないジグゾーパズルが目の前に現れただけでよく分かりません。なので、とりあえず知っていることを書き出して後から全体を眺めることのできる紙で書くことにしました。noteの場合だと書きすぎると書いたことを全て画面に表示させることができないからです。ジグソーパズルも1ピースずつ、もしくはある特定のかたまりばかり眺めていてもよく分かりません。そのため、全体を見て繋がりを探します。

という考えがあって紙に書いていたのですが、「遅い!」の一言です。パワポもありかな〜?と思いつつも、文字の位置移動がめんどさいだろうな~とか、いちいちテキストボックス作るのめんどいなど、想像が容易にできるのでやはり原始的な紙に落ち着きました。

遅いのもありますが、紙に書いているとあっという間に時間が溶けます。気づけば1.5h経ってました。いや~、早い。

こうを思うと大学までのテスト勉強って効率悪すぎるって思いました。計算問題は仕方ないですが、記述問題や内容を理解するのは学んだことを自分の言葉で電子ファイルに書き込んだ方が早いなと。丸写しはそれなりに億劫です。読書感想文を書く時にたまに本の引用をしますが、一字一句書き写すのがめんどくさい。
(引用しているのだから、こんなこと言ってはいけないと思います。本があってこそ学ぶことがあるわけで。)

電子と紙について、前に書いたことがありますが個人的に違いがあります。

電子は思考をそのまま書ける(スピード的に)ので要約する必要がありません。しかし、紙は思考にペンが追いつけない(追いつけたとしても後で何を書いているのか分からなくなる)ので、ある程度長々と考えていることを「要するにどういうことか?」を考えて書く必要があります。そして付随として長々と考えたことを具体例、そこに至った過程として書く。

このnoteは電子なので、先程書いたように思考を垂れ流しで書いていますが、紙で同じように書くものすごく時間がかかります。おそらく今日は電子で書いているつもりで紙に書いていたから感じる時間感覚が違ったのでしょう。

この時間感覚が異なることを『暇と退屈の倫理学』で環世界という概念を学びました。深くは触れませんが、簡単に書くならそれぞれの動物で独自の時間・空間を生きているということです。例えば、人間の1年と犬の1年は時間感覚として全然違うというような感覚です。身近な例だと、働いている時の時間感覚と遊んでいる時の時間感覚が違うというのも言えます。

まあ、思ったより時間が経っていた(いない)という感覚です。この感覚が想像通りでなく、隙間ができると退屈になる…みたいなことも書いています。

脱線しましたが、とにかく紙に書くのは(想像より)時間がかかってしまう。けれどもそれはそれで焦らずにじっくり理解するという点ではいいかもしれません。この「もう1.5h!?」はある意味で自分が没頭していた時間でもあります。それだけ1つの事に向かえたという証拠にも取れます。今の私にとってそんな経験は大切に感じつつあります。

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P.S.
ちなみにこの文章は20分程度で書けました。この時は紙と比べてまだこんなに経ってないの?と感じます。

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