まちは、"新陳代謝"が起こっている限り未来に続いていく
札幌市民のみなさん、今年オープンした新しい商業施設「モユク札幌」にはもう行かれましたか?水族館が入っている、あそこです。
僕もつい先日初めて足を運んだのですが、ビルから外に出てきた瞬間の光景を見て「これは……札幌のターンが来るな」と確信しました(そのシーンの写真がなく、恐縮です)
よく札幌と比較される都市に福岡がありますが、福岡の天神あたりの街並みのキラキラ(ギラギラ?)っぷりは、札幌市民的には少し目が回るくらいです。。。そして、「札幌負けてるやん……」としょんぼりする。
ただ、モユクから出た瞬間のビル入り口周辺の雰囲気や、その場所から見る狸小路、周辺のビル、時折走る市電のキラキラした感じに、「次は札幌だ」と期待が膨らみました。
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街って、そんなに簡単に変えられるものではないと思うんです。ビルを建てるのだってものすごい年月がかかりますし、お金もかかる。
そしていち個人、いち事業者が一つビルを建てたとて、「街」が変わるとは到底言えません。様々な建物、そして人の寄り集まりがあってはじめて「街」になるので、まとまって変わるタイミングがないといけません。
札幌は、まさに今その過渡期を迎えていると思います。僕の年齢だともう"前回"はわからないのですが、いつ以来なんでしょうね?
エスタも、4プラも、パセオも無くなった。でも、次の未来が控えている。
こんなふうに、街は"新陳代謝"が起こっている間は、未来に続いていくと思っています。「新陳代謝」なので、古いものがただ古くなっていくだけではなく、その下から新しいものが出てくるということです。
新しいものが出てくるためには、その街に一定の市場規模があり、そこに住む人たちのニーズを満たせるということか分からなければいけません。つまり、街に人がいなければいけない。
じゃあ、人は「自分が住む街」をどう選ぶかというと、「地元」とか「住みたい街」みたいなのもあるでしょうが、現実的な選考基準としては「仕事がある場所」が1番手に来る人が大半なのではないでしょうか。多分。
私たちの会社が実現したいのは、地元の中小企業の「働く」を支えることで、まちに人を残し、そして人の力でまちを未来に残していくことです。
正しい"新陳代謝"を各地域で促していくためにも、それぞれのまちに入り込んでやっていくという仕事のやり方に意味があります。札幌は放っておいても誰かがやってくれるので、そうでないところを。
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