「コーヒースタンド」という地元の暮らしを覗き込み、ひと声かけて会話を交わせる"窓"
もう少しだけ、旅日記。
最終日は「午前中に金比羅山に行き、どこかでうどんを食べる」という予定以外決まっていなかったのですが、なんとなく高松市内方面に行くのに乗り気がせず、帰路でありレンタカー返却場所でもある高松空港から徳島県方面に向かってみることにしました。
前日の高知と同じく「結構遠いかな」と思って調べてみたら、なんと県境までは高松空港から30分もかからず。その先にある観光名所「うだつの町並み」までも40数分とのことだったので、午後の時間を使ってプチドライブしてみることにしました。
うだつの町並み、規模としては非常にコンパクトなのですが、歴史的建造物が立ち並ぶ町並みは良い意味で"わかりやすい"観光地であり、道の駅の駐車場が満車になるほど賑わっていました。
帰路、高松空港に向かう前にうだつの町並みの1本隣の通りにあるコーヒースタンドに立ち寄ってみました。
お客さんが2~3人入ればもうぎゅうぎゅう、というくらいの規模感。ただ、この店舗サイズでカウンターの向こうのスタッフさんと言葉を交わすことこそ、コーヒースタンドの醍醐味だなと思います。
僕のいつもの手法……というか、普通に喋っていたら成り行きでそうなるのですが、「北海道から来ました」→「えーっ!」からのトークで、わずか5分ほどの滞在でしたがすっかりこのお店のことを好きになりました。
距離感の近さやコミュニケーションの取りやすさが圧倒的に高い「コーヒースタンド」で過ごす旅先の時間は、過去の経験と照らし合わせても高確率で短くも濃厚で良い時間になります。
同じ「コーヒー」という商品を扱っている喫茶店やカフェで過ごす時間も好きですが、僕的な感覚では全く違うジャンルなんですよね。
コーヒースタンドの方が、より気軽に話しかけることが出来て、そしてその会話を通じで地元の暮らしを覗き込むことが出来る。僕にとっては、そんな"窓"のような存在なのかもしれません。
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