受け継がれる、街の珈琲・喫茶店文化
札幌は「珈琲(喫茶店)文化の街」と称され、古くから人々に珈琲のある暮らしが親しまれていたと聞きます。
寒い冬、ゆらゆらと湯気が立ち上るほど熱された濃くて、少し苦い深煎り珈琲を飲む瞬間のなんとも言えない幸福感を思うと、愛される理由もよくわかるというものです。
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そんな札幌には、いくつかの有名喫茶店チェーンがあります。誰もが知る宮越屋珈琲や……
サッポロ珈琲館……
あとは、写真がパッと出ないのですが可否茶館や、宮田屋珈琲など。日常の何気ないワンシーンで使いやすくて、でも老舗ならではの重厚感や風格も漂い、令和の今も札幌の街で大きな存在感を発揮しています。
このラインナップの中で、若干世間一般の知名度は落ちる?のですが、個人的には名店の一つとして好きな「菊地珈琲」の本店にようやく行ってきました。
最高過ぎますよね……この佇まい……
なんでもっと早く行かなかったのか、と内心自分を責めつつ、短い滞在時間ながら存分に珈琲とレアチーズケーキ、それにお店の雰囲気を味わいました。
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しばしばこのnoteにも書いていますが、このような老舗の喫茶店は今後減ることはあっても、増えることはまずありません。だからこそ、今のうちに存分に味わっておく必要があると考えています。
あとはもし、諸々の諸事情が許すのであれば、この街に一つでも多くの名店を残すための事業承継もしたいと思っています(チェーン以外の個人店で)
これは僕の将来の夢でありながら、今のマスターたちのご年齢を考えると、そう遠くないうちにそのような機会が浮上してくる話です。いざという時に踏み出せるように、準備はしておきたいと思います。