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【不登園・行き渋り】娘はひといちばい敏感な子

娘のことについて、書いておきたいなということがありまして、書きます。

今年の4月から幼稚園に入園して、私もこれまでのベッタリ一緒からやっとちょっとホッと一息つけると思っていたのですが、
そんな矢先、6月末から行き渋りが激しくなり、7月は夏休みまでのあいだほぼ登園拒否。
ただ、夏祭りとかスイカ割りとか、楽しそうなイベント、親も一緒のイベントの日だけは行く、という感じ。

行きたくない理由は大きく2つ。
自分が好きで仲良くしたい女の子のお友達から「◯◯ちゃんとは遊ばなーい」と言われてしまったこと。
やんちゃな男の子たちが叩いてきたりすること。
どちらもまだ3、4歳の子たちのすることなので、特に悪意があったりすることではないと推測する。しかし、娘にとっては受け入れがたいことのようで。
私も女の子からの発言は一度偶然園で聞いてしまい、結構ショックだった。気にしないようにしようと思ったけど、娘を思うとやっぱり悲しくて。
しかも、娘によく聞いてみたら、どうやら何度も何度も言われてしまっていたみたいで、胸が痛くなった。
娘にもなんらかの原因はあるのかもしれないけどな、とは思いつつも。
男の子たちに関しては、参観日などで見る限り、本当にまだまだ幼い感じで、口より先に手が出てしまったりするんだろうなという感じ。それに仲良くしたいと思って近寄ってきてくれて、ということもありそうで。仕方ないよなーと思うけれど、娘はそれを本当に嫌がっているようなので仕方ない。

幼稚園行きたくない!と娘が言い出してから、朝の泣きがすごくて、服を着替えるのも拒否。
もうこれで連れて行くのは無理だよ、という状態だったので諦めざるをえなかった。
家にいる日もあれば、遊べるどこかに連れて行ったりして毎日を過ごした。どこかに行けば、そこで偶然会う子に話しかけにいくし、出かける前に「おともだち、いるかな?」と言ったりするのが切なかった。
そして気づいたら、ほとんど園には行けないまま夏休みに突入。

そんな中、ある育児書を読んでいた中に出てきた『HSC』という言葉にピンとくる。
『HSC=Highly Sensitive Person=ひといちばい敏感な子』
ネットで調べてみて、その特徴が娘にとても当てはまることに気づく。
明橋大二先生の「HSCの子育てハッピーアドバイス」を読んで、娘はHSCだと確信した。娘はその中でも少数派のhss型と思われる。
HSCの子の多くは静かめなタイプが多いのに対して、娘はそれとはまたちょっと違って、自分の感情を家でも外でも変わらずどこでも激しく表現するし、たくさんの人の前でも臆せず積極的に行動したりするからだ。

思い返せば、赤ちゃんのときから3歳過ぎるごろまで、ショートスリーパーでやっと寝てもちょっとした音で起きるし、夜泣きするし、私の睡眠時間がおかしくなって本当にきつかった。
やっと夜しっかり寝るようになっても、日中よく分からないことで癇癪を起こしたり、夜もたまに寝ぼけて起きるとすごいことになって治め方が難しい。
完璧主義的な一面がある。
暑い寒いに敏感、匂いに敏感、すぐ疲れてしまう、痛みへの反応が敏感すぎて大袈裟に見える。
まさに、HSCの特徴を色々持っている。
痛みへの反応は、ちょっと当たっただけでも「いたい!!!」と言うのでほんとに大袈裟だな、としか私は思っていなかったのだけど、もしかしたら娘には本当に痛く感じているのかもしれないなと気づいた。
だから、園で男の子がちょっと当たったりするのも「いたい!!いやだ!!」となっていたのかな、と。
女の子の件は単純に悲しかっただろうし、敏感な娘にはサッと忘れて他の子と遊べばいいとは思えなかったんだと思う。
そしてまた私も繊細なタイプだから、悲しく感じてしまい、そんなふうにママが感じてしまっていることをまた敏感に感じてしまう、という悪循環もあったんじゃないかなと思う。

娘はひといちばい敏感な子なんだ、それは学術的にも研究されている気質なんだ、と知って、私はなんだかずいぶん心が救われた気がした。
だから、もし私みたいにお子さんの不登園・不登校、行き渋りで心を痛めているママさんで、このHSCという概念をまだ知らない方がいたら、知ることでもしかしたら私みたいに「そうなんだ!」って少しでも心が軽くなるひとがいるんじゃないかな、って思って、記事を書こうと思った。

ご著者にも書かれていたけれど、ネットに出ていた明橋先生のこちらのインタビュー記事で仰っている、

「HSCではない子と同じ育て方を押し通すのは、HSCの子には刺激が強すぎるんです。」
というくだりも、わーそうなんだなーって、そうゆうタイプの子を育てている私にはかなり納得。
だって一般的に通じそうなやり方では娘には全く通用しないこと多いなって思っていたから。仕方なくこちらが折れて娘に寄り沿ってきたことも色々あって。

不登園の話に戻ると、
夏休みが明けてからは、席替えなどで環境が変化したからか、なんとか9月は毎日通っています。
それでも、朝先生に引き渡すときにギャン泣きする率はまだ高めですが。そして、ギャン泣きの度合いが周りからズバ抜けていてすごいんですが。他のママさんたちにはいつも今日も大変そうだなーって思われてるんだろうなーあーぁーって感じです。笑
先生にも娘の気質については伝えました。先生方にもご迷惑をたくさんかけていて、申し訳ないなぁってほぼ毎朝思っています。
どうしてもダメそうなときは、お昼ご飯食べたあとに迎えに行く、と言うと頑張れるみたい。こっちも、2、3時間でも行ってくれたらゼロよりありがたい。
毎回とはいかないですが、娘の状態をよく観察して、ここはがんばれ、ここはちょっと休むか、というのをいい塩梅でやっていけたらなと思っています。

たまに、全く大丈夫な日が何日かに一回ぐらいであって、スッとバイバイできると逆にビビる。
ただ、スッと行っても、そのあと急に寂しくなるのか、ママー!と泣き始めることも多いようです。(どんだけぇ〜)
それと、ここ2週間ぐらい空前のおんぶブームで、家から園まではかなり近いんですが、往復をわたくし頑張っておんぶしています。歩かせたいけど、全く聞く耳持たないから、おんぶしています。これも甘やかしてると周りから思われることもあるかもしれません。ですが、どうしようもないので、ここは文句言わず歯を食いしばり、私の首と背中がバッキバキになるのと引き換えにしても、娘の心のバランスを取っていきたい所存でございます。

みなさま、いつも様々なサポートをありがとうございます。 私はこれからも歌に絵にことばに、いろんな表現活動をしてまいります。応援よろしくお願いいたします。