今村智子 M.Ed., BCBA, IBA

応用行動分析(ABA)& インクルーシブ教育の普及に情熱を注ぐ ◆BCBA, IBA (行動分析士) ◆IBAO (国際行動分析協会諮問委員) ◆インクルーシブ教育協会 共同創業者 ◆米国大学院 教育科学修士 ◆ADHD当事者 ◆双子の母 ◆保育園理事 ◆米在住 ◆元中学教師

今村智子 M.Ed., BCBA, IBA

応用行動分析(ABA)& インクルーシブ教育の普及に情熱を注ぐ ◆BCBA, IBA (行動分析士) ◆IBAO (国際行動分析協会諮問委員) ◆インクルーシブ教育協会 共同創業者 ◆米国大学院 教育科学修士 ◆ADHD当事者 ◆双子の母 ◆保育園理事 ◆米在住 ◆元中学教師

マガジン

  • 【ADHD】ADHDの本音 & 取扱説明書

    認定行動分析士でありADHD当事者でもある著者が、海外の論文からADHDに関する最新の情報を紹介していきます。 ADHD児に対する科学的根拠のある育児法、しつけ法、教育法とともに、当事者のならではの視点から、ADHDの視点、考え方、生き方などを紹介していきます。

  • 【保育•育児•しつけ】ABAで問題解決

    子供達と日々関わる保護者、保育士、教育者向け 育児、しつけ、教育方法に悩んだ時にのぞいてみてください。 科学的に効果が証明されている方法をたくさん紹介しています。 主に海外の論文などを参考にしていますので、今までにない視点をご提供できると思います。

  • 【自閉スペクトラム】ASD子を伸ばす方法 & ABA家庭療育

    ASDのお子さんを伸ばすには、知識とコツが必要です。 認定行動分析士(BCBA)の著者がわかりやすく解説します。

  • 【ABA】応用行動分析を日常生活で使ってみよう

    認定行動分析士(BCBA)の著者が、ABA理論を日々の生活の中で役立てる方法やABAを使って問題を解決する方法を紹介します。

  • 【言語発達】言葉がおそい子への関わり方、トレーニング法

    乳幼児の言語習得のメカニズムや、科学的根拠に基づいた言語修得方法を具体的に解説しています。

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科学的アプローチで子どもたちを支える-今村智子の自己紹介

はじめましてこんにちは、今村智子と申します。私はADHD当事者として、幼少期から多くの困難を経験してきました。しかし、その辛い経験があったからこそ、子どもたちが適切な支援を受けられるよう、科学的な根拠に基づいた支援方法を学び続けたいという原動力となってきました。 教育分野における20年以上の経験と専門性教育現場での経験: 中学校の教員として勤務し、教育現場での実践を積みました。発達障害への理解が進んでいないことにショックを受け、米国で特別支援教育を学ぶ決心をしました。 海

    • 「自由×管理」が鍵!夫婦の育児スタイルの違いが子どもの成長に与えた影響とは?

      夫婦の性格の違いが引き起こす「水やり論争」夫婦で生活を共にしていると、性格の違いがあらゆる場面で顔を出しますよね。私たち夫婦には、育児スタイルや人生観、生き方そのものにおける根本的な違いがあります。計画的で慎重、ルールを重視するな夫と、直感を重視し自分軸の私。その違いが、ある日、芝生の水やり方法にまで現れることになったのです。 夫:計画的でルール重視私たちが暮らすアメリカ郊外では、庭の芝生を美しく保つことが「社会的な常識」とされています。自治会(HOA)からも庭の手入れに関

      • 不倫の心理学:なぜ自己愛的な成功者は不倫を繰り返すのか?

        大企業の経営者や政治家など、社会で成功を収める人々は、一般的に高学歴であり、競争に勝ち抜くためのカリスマ性や強い意志を持ち、まさに社会のリーダーとしての資質を備えている人が多いです。 しかし、彼らの行動には一貫性を欠くことがあります。例えば、普段はとても親しみやすく、フレンドリーで温かい人に見える一方で、ふとしたところで非常に冷酷な一面を見せることもよくあります。 この矛盾の理由は、実は自己愛的な傾向によるものです。では、自己愛的とはいったいどんな人なのでしょうか?なぜ彼

        • 政治家の不倫報道に見る社会の変化:トランプと玉木代表を比較して

          政治にあまり関心のない私ですが、最近話題となった国民民主党の玉木雄一郎代表の不倫報道を耳にし、ご家族の心情を思うと胸が痛みます。しかし、なぜ私たちは近年、不倫に対してこれほど厳しい目を向けるようになったのでしょうか? 昭和の政治家と現在の比較かつて、大物政治家といえばお妾さんがいるのは当然のことで、誰も疑問を抱くことはありませんでした。昭和の政治家である石原慎太郎氏は、隠し子がいたことを自身で認めています。もし彼が今でも現役の東京都知事であり、この事実が今報道されたとしても

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        科学的アプローチで子どもたちを支える-今村智子の自己紹介

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        • 【ADHD】ADHDの本音 & 取扱説明書
          18本
        • 【保育•育児•しつけ】ABAで問題解決
          24本
        • 【自閉スペクトラム】ASD子を伸ばす方法 & ABA家庭療育
          24本
        • 【ABA】応用行動分析を日常生活で使ってみよう
          29本
        • 【言語発達】言葉がおそい子への関わり方、トレーニング法
          12本
        • 【インクルーシブ • 多分化 • 心理】
          0本

        記事

          トランプ勝利とアメリカ人IQ低下の関係性

          読者からの質問:トランプ氏の勝利とIQ低下の関連性2024年の選挙でトランプ氏が再び勝利したことに関して、ある読者の方から「トランプ氏の勝利とアメリカ人のIQが下降していることとの関連性」についてご質問をいただきました。とても興味深い視点ですね!質問をお寄せくださった方に心より感謝申し上げます。また、他の読者の皆様からも、さまざまなご意見や疑問を共有していただければ幸いです。ぜひコメントやメッセージをお寄せください。 ワシントンDC近郊で感じた選挙の動きワシントンDC近郊で

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          自己理解を高める「3つの自分」:感情のバランスを整えるステップ

          自分を知る新しい方法 「あなたはどんな人ですか?」 この質問に対して、「私は優柔不断です」とか「私は内向的な性格です」と、すぐに答えられる人も多いでしょう。私たちは過去の経験や他人からの評価をもとに、自分にラベルを貼ってしまうことがあります。これらのラベルは、行動を選ぶ際に迷いを減らす助けになる一方で、自分の可能性を狭めてしまうこともあります。 固定されたイメージの問題点自分を特定のイメージに縛ってしまうと、新しい挑戦を避けたり、「自分には無理だ」と思い込んでしまうこと

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          ACT#6:思考に振り回されない方法:ACTの脱フュージョン技法で心を軽くしよう

          こんにちは! 今日は、私たちが日常生活でよく感じる「思考」に関するお話をしたいと思います。考えたり思ったりすること自体は、もちろん悪いことではありません。むしろ、人間が進化する上で大きな役割を果たしてきましたよね。特に、思考が得意な人たちは多くの分野で成功を収めています。 しかし、時にはその「思考」が私たちを苦しめることもあります。今日は、その思考と上手に付き合うための方法、「脱フュージョン」についてお話しします。 言語と思考の評価の関係言語を使うと、必ず少なからず評価が

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          思考を止められないACT#5 無意識の思考が引き起こす悪循環を防ぐ方法

          日常生活の中で、ふと「また考え込んじゃった」と気づく瞬間はありませんか?私たちは常に無意識的に思考を巡らせており、そのこと自体にほとんど気付くことがありません。 思考を止めることはできない「考えるのをやめよう」と試みたことがある人は、その難しさを知っているでしょう。実際、思考を完全にストップさせることはできません。むしろ、意識的に思考をやめようとすればするほど、思考の渦に巻き込まれてしまいます。たとえば、「白クマのことは考えないでください」と言われると、どうしても白クマのイ

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          苦悩の正体はあなたの思考?#4 原因とその対処法を解説

          こんにちは! 今回の記事では、今回の記事では私たちがなぜ自ら苦しみを生み出してしまうのか、その原因と対処法を一緒に探っていきます。 なぜ私たちは過去や未来のことを考えすぎてしまい、時にはそのことで苦しむのでしょうか?その答えを見つける鍵となるのは、「言葉」と「思考」です。「言葉」と「思考」は私たちに多大なメリットをもたらしながらも、同時に苦しみの原因にもなっています。 マインドの特徴と人間の特異性私たち人間は、他の動物にはない、言語や思考といった特別な能力を持っています。

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          苦悩とどう向き合うか:苦しみを受け入れて生きる#3

          こんにちは! 今回は、「苦悩」というテーマについてお話しします。苦悩は、私たちの人生の中で避けられないものですが、それをどのように受け入れ、前進していくかが大切です。私たちは皆、苦しみを抱えて生きていますが、それにどう向き合うかで人生の質が変わるのです。 他の人は幸せそうに見えるけど… こんな経験、ありませんか? 仕事やプライベートで嫌なことがあった帰り道。周りを見渡すと、みんながなんだか幸せそうに見えて、「どうして自分だけこんななんだろう?」と思ったこと。みんなが順調

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          ACTとは?#2:苦しみを受け入れる大切さ

          こんにちは! 今回はACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)についてのシリーズ第2回目です。このシリーズでは、ACTがどんなものか、そして日々の悩みやストレスとどうやって上手に付き合っていけるのかを、わかりやすく紹介していきます。 今回のテーマは、ACTの基本的な考え方である「苦しみを受け入れつつ、それでも自分が大切にしていることに向かって進む」ことです。その中でも特に重要な「苦しみを受け入れる」という部分を、今回は分かりやすく解説していきます。 苦しみを受け入

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          ACT#1:日本人に合ったABAアプローチ: アクセプト&コミットメント・セラピー(ACT)

          こんにちは。 今日は、私が新しく取り入れているセラピーのアプローチについて、皆さんにご紹介したいと思います。 私が専門としている「応用行動分析(ABA)」は、科学的な方法で人の行動を改善するセラピーです。最近では、日本の文化や価値観に合った形で、このABAに「ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)」という新しいアプローチを加える試みを行っています。 ABAは人のせいにしない!環境を変えて行動を改善する科学的アプローチABA(応用行動分析)は、問題行動の原因をク

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          双子の直感とニューロダイバーシティ:スピリチュアルか科学的な反応か?

          私には双子の息子がいるのですが、彼らの幼少期は本当に手がかかりました。特に癇癪(かんしゃく)がひどく、泣く理由が全く分からないことも多々ありました。お腹が空いているわけでも、おむつが汚れているわけでも、体調が悪いわけでもないのに、急に泣き出すのです。 特定の場所で突然泣き出す双子:もしかして霊感?特に不思議だったのが、ある特定の場所を通るときに2人が同時に泣き出し、その場所を離れるとピタッと泣き止む現象です。当時は「もしかして霊でも見えてる?」なんて冗談を言っていましたが、

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          ASD傾向の双子が偏差値30代から国立医学部へ進学した3つの習慣

          賢い子どもを育てるシリーズ 第4弾 私の双子の息子たちは、現在、東京都内の国立大学医学部の5年生です。 「小さい頃から優秀だったんでしょう?」と聞かれることがあるのですが、いえいえ。 彼らの発達はとにかくゆっくりで、育児には多くの試行錯誤と苦労がありました。 感覚過敏、発話の遅さ、癇癪、偏食、こだわり、痙攣など様々な難しさがあったので、今思えば、自閉スペクトラム症(ASD)のグレーゾーンにいたのではないかと感じています。 子育てで大切にしてきた3つの習慣私が息子たちの育児

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          ADHDママの双子育児体験:育てにくいASD傾向の双子が国立大医学部に進学した成長記録

          私には、一卵性の双子の男の子がいます。幼い頃は頻繁に癇癪を起こしては延々と泣き続け、本当に育てにくい子供達でした。今思えば、彼らはASD(自閉スペクトラム症)の特性を持っていたのだと感じます。しかし、そんな彼らも今では都内の国立大学医学部に通う5年生です。 この記事では、当時の育児経験を振り返り、親としてどう困難を乗り越えたのか、そして今後の日本の子育て環境に必要な支援について考えていきたいと思います。 虐待との綱渡りの日々寝不足状態で、深夜にひとりぼっちでの夜泣き対応は

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          賢い子どもを育てるシリーズ 第3弾 - 夢中で遊ぶ力が子どもの成長を加速させる

          このシリーズ第3弾では、子どもが「夢中で遊ぶ」ことが、どのようにして成長や知能発達を促進するかを具体的にお伝えします。 AIが進化し、ルーチンワークが自動化される現代だからこそ、創造性や問題解決能力など、AIには代替できないスキルを育むことが重要です。子どもが「好き」を追求することに没頭できる時間と環境が、未来の成功のカギとなります。 フロー状態が子どもの脳を活性化保育園で遊びに没頭する子どもたちを見ていると、彼らがいかに情熱を持って活動しているかが伝わってきます。この状

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