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ADHDの特徴と対策


ADHDってなんぞや?

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、
「つい忘れてしまう」「じっとしていられない」
「思ったことがすぐ口から出ちゃう」などの
特性を持った発達障害の一つです。
原因ははっきりわかっていませんが、
脳の働きにちょっとした「くせ」があることが
影響していると考えられています。
以下、ADHDの原因として考えられている
2つのポイントを簡単にご紹介します。


1. 前頭前野の「くせ」

ADHDは、脳の前のほうにある「前頭前野」という部分の働きが偏っていることが多いと言われています。この「前頭前野」は、
計画や判断、気持ちをコントロールするために必要な場所で、
いわば自分をうまく操るための司令塔のようなもの。
この司令塔が、時々その指示を出すのが苦手になると、
注意が続かない、思いつきで動いてしまうといった
ADHDの特徴が出てきやすくなるそうです。

2. 神経伝達物質の不足

また、ADHDの方は脳の中で情報を伝える「神経伝達物質」が少なめなことがあるそうです。これがうまく働かないと、
集中したり、気持ちを落ち着けたりするのが
難しくなります。この伝達物質の不足によって、
情報がちゃんと脳全体に行き渡らないため、
気が散りやすかったり、イライラしやすかったりするわけです。


ADHDの特徴とは?わかりやすく解説


ADHDの特性は大きく3つに分けられます。
因みに…
私は幼少期から現在に至るまで全て当てはまっています(T_T)

・不注意

不注意は、集中し続けるのが難しかったり、
大事なことを忘れてしまったりする特性です。
例えば、重要な仕事や宿題の期限をうっかり逃してしまうことも。
本人は一生懸命頑張っているつもりなのですが、
どうしても忘れてしまうことがあり、
周りから「だらしない」と見られてしまうことも…。
また、物を置いた場所をすぐ忘れたりして、
探し回るなんてこともよくあります。

私が小・中の時に提出した課題や宿題は1割以下で
夏休みの宿題をやった記憶がほぼありません💦


不注意の特徴と症状

・多動性

多動性は、じっとしているのが苦手な特性です。例えば、子どもなら授業中に手足を動かしたり、大人でもつい貧乏ゆすりをしてしまったりと、無意識に体を動かしてしまいます。このような行動は、本人が「動かないようにしよう!」と意識してもなかなか止められないもので、
エネルギーがあり余っている時に出ます(私の場合…)


多動性の特徴と症状

・衝動性

衝動性は、「考えるよりも先に行動してしまう」特性です。思ったことがすぐ口から出てしまったり、欲しいものがあれば「今すぐ欲しい!」と衝動的に買ってしまうことも。このため、感情をコントロールするのが難しい場面もあり、自分の思い通りにいかないとイライラしがち。
少しずつ感情をコントロールするための工夫が求められます。


衝動性の特徴と症状



日常でできる工夫と改善のポイント

ADHDの特性を持つ方でも、少しの工夫で日常生活を楽にすることができます。以下のポイントを取り入れて、無理なく取り組んでみましょう。

・リストやカレンダーを使う

予定ややるべきことを「見える化」することで、タスクを管理しやすくなります。

・物を決まった場所に置く

よく使う物は決まった場所に置いて、紛失を防ぎます。置き場所を決めると、探し物が減ります。

・エネルギー発散の場を作る

じっとしていられない場合、スポーツや散歩などでエネルギーを発散できる場を作ると良いです。

・瞑想

ADHDにとっては最初こそ拷問に近いつらさがありますが
習慣化すると逆に瞑想しない日が気持ち悪く思えるくらい。
3ヶ月位続けると効果を実感し始め、「いま」に集中しやすくなります。
瞑想のやり方に関してはここで解説すると
超長くなるのでまた日を改めて説明します。


ADHDの方との付き合い方

ADHDの特性を理解して、
適切なサポートをする事で
お互いストレスを最小限に抑える事ができて
良好な関係が築きやすいと言われています。

例えば、ADHDの子どもが忘れ物をしたときに
怒るのではなく、次はどうすればうまくいくか
一緒に考えることで、
本人も安心して取り組むことができるようになります。
無理にやり方を押し付けるのではなく、
「こうしたらどう?」「こんなやり方もあるよ♪」と
提案してあげると、
ポジティブに取り組めることが多いです。


最後に…

ADHDの方が持つ特性は、
しつけや努力不足が原因ではなく、
脳の働きによるものです。
これを理解して、周りがサポートしてあげることで、
本人が「もっと頑張ろう!」と
前向きな気持ちになれます。
家族や友人、職場の仲間が理解して手助けしてくれるだけで、
ADHDの方にとっては大きな安心と支えになります。

私は幼少期から能力の低さに加えて
学校の教師や職場の上司・先輩からは
怠けているように見えていたので
(実際、怠けている事も多々ありましたが)
無能のレッテルを貼られ、
それが原因で虐められることも
しょっちゅうでした。

でもそんな私が悲観的にならず前向きに
生きてこれているのは、
私の発達障害を理解した上で応援し続けてくれた
家族や親友、今お世話になっているビジネスの
仲間たちの存在がかなり大きいと言っても
過言ではないです!

どうか皆様の身近で私のような人間が出現した際は
温かく手を差し伸べていただけると嬉しいです!

最後までお読み頂きありがとうございました。


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