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昨日の徳島県知事の「普通だったら」「キョトキョトと」など、ADHDを”やゆ”するような発言を含むとされる記者会見に思ったこと。

ADHD_noteです。


今朝(2021年10月9日付)のYahooニュース(共同通信・読売新聞・朝日新聞等)で、【徳島県の飯泉嘉門知事が昨日(10月8日)の記者会見で、「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」をやゆする発言をし、会見後に謝罪し撤回した】という内容の記事がありました。

以下の記事に対して、私が思ったことを書きたいと思います。


結論から言えば、この記事を見た後、 ” 問題 ” とされた動画(記事の内容も)見ましたが、当事者の私としては、全く不快ではありませんでした。

むしろ、「ADHDがどんな形であれ ”公式な場で” 話題に上ること自体が珍しいし、嬉しい」とすらと感じました。

※何かと ”発達障害” =「自閉症」「アスペルガー」「アスペルガー症候群」「知的障害」と、さかんにメディアに取り上げられることが多いなぁ・・・と、私自身が少し残念に感じているためで、何かと「ADHDは軽い」とか、「誰にでもある症状だから全く問題がない」、「やる気がないだけ」、「できないことの言い訳に過ぎない」、「気合が足りないだけ」、「遅刻や忘れ物が治らないのは治療を怠けているだけ。」「治るのに治らないのはだらしがない。」などというような風潮を2021年の今も常々感じるからです。

ただそうは言っても、前出の会見で知事が表現されたADHDの症状が、
「キョトキョト」だったり、「頭を左右に振る」とか「わからない~~」と”言う”こと。だったり。

さすがに・・・そのようにADHDを印象づけられてしまっても困るな・・・というのが、私の率直な感想です。

知事はその後 ”撤回” されたようですが、

ADHDや多動性障害を”揶揄”したこと(「当事者をバカにした」と、マスコミにとられたこと)に対して謝罪するのではなく、

「正確に特性を伝えられかったこと」
「伝えきれなかったこと」
「ADHDに対して徳島県ではこんなことをしています。」
・・・という建設的で前向きなことを、しっかりと伝えていただきたかったなぁ。と、私は個人的に思いました。

ある意味で、「ADHD」そのものをきちんと正確に伝えるチャンスでもあったわけです。
※昨年記事にも書きましたが、結局「誰が言うかが大事」なわけで、私が細々とnoteなんかで書いているよりも、徳島県知事が会見でズバッと一発言う方が社会的影響がデカいわけですから。


この記事は、ADHD当事者である私個人的な意見であり、たった一人の意見ではありますが、この記事を読んでいただきましたら、今一度ADHDに対して何かを感じ、ADHDについて考えるきっかけにしていただければ幸いです。

ちなみに画像は、”ADHD” 的な画像

chenspecによるpixabayからの画像

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