小川糸さんの作品。
とわは生まれつき目が見えない。目が見えないことに対して、人を匂いで感じている描写がとても印象的だった。視覚がないゆえに、聴覚や嗅覚が敏感になっているのだなと思った。
最初はとわとお母さんの温かい日常生活が書かれていて、小川さんらしい作品だなと思っていた。しかし、だんだん「お母さん?」となっていき、辛い描写も出てきた。とわが死んでしまっていてもおかしくない状況だったが、助けられて本当に良かった。
ローズマリーさんは一体何者だったのか、そもそも存在していたのかどうか?
印象に残っている文