恍惚の距離感
好きなものこそ、その事象に対して客観視しろと誰かが言った。
盲目は人を歪ませ、正常な判断を下すことを難しくするからこそ、本当にその通りだと思う。
でも、時にその対象は自分をとんでもない景色を見せてくれたり、臆病な自分の背中をすごい勢いで押してくれることもあるし、異常なほどの幸福を感じさせてくれることを知っている。
その時、自分の周りは全く見えてない。
そもそも好きとは主観だ。自己満だ。
であるからこそ、その自分自身が何かに陶酔している姿を俯瞰で見れるかどうか。
他人に迷惑をかけず、それでも自分の人生に嘘をつかずに生きていくには、好きなものに対する主観性と客観性のバランスが大事なんだと、最近になって思うのです。