乳頭混乱その3 産後6~8日 退院後の実家生活と産後入院の予約

出産した病院を退院してから、2泊実家に戻りそのあとに助産院での産後入院をしました。母乳をボタボタ滴らせながらミルクを調乳するつらい状況を体験し、助産院への入院でなにかが変わるかもしれない!と期待するようになりました。

助産院の産後入院を知った経緯と入院日の確定

助産院の産後入院の予約は妊娠中に済ませていました。妊婦向けの自治体の説明会で産後ケア事業の制度の一環として割安で助産院での産後入院を利用できると知ることができたのです。あいにく事前の助産院見学はできなかったのですが、産後は大変ということは聞いていました。産後は何がどう大変なんだろう?ありがたみがよくわからないまま助産院に電話を入れ、「産後すぐの利用をお勧めします」というアドバイス通りに予約を入れました。再度出産の翌日に入院の本予約の電話を入れます。

多くの産婦さんが産後すぐ病院から直行して産後入院を利用するのでその流れをお勧めされました。しかし以下の2点から2泊だけ実家に帰ることにしました。

①名前を悩みたかった

産後6日間の病院入院に加え産後入院(4泊5日)を退院するころには産後2週間、つまり名前を決めて出生届を出す期限ぎりぎりの時期になる。であれば病院退院後で産後入院前に息子の顔を家族全員でじっくり見てしっかり名前を悩む時間を持ちたい。

②自分でやってみて課題の洗い出し

一度病院から実家に戻って自分で育児をやってたあとで産後入院してみる。そのほうが家でできなかったこと・わからないことの洗い出しができると思った。

2泊3日の実家は悪露と母乳でビシャビシャ

病院から退院してタクシーで実家に向かいます。歩けるようになったとはいえ、2Fの自室に向かうだけでも帝王切開の傷はかなりの痛み。病院から教わった通り「おっぱいを含ませる(吸わない)→哺乳瓶で授乳」の流れで授乳をスタート。

だんだんと息子が空腹で泣くようになりました。3時間おきの授乳のペースも全然つかめず。母乳を飲ませようとしても泣いて嫌がられ、そこから粉ミルクの調乳。熱湯で作ったミルクを冷ましている間も、哺乳瓶で授乳している間にも母乳がボタボタと滴ります。おっぱいはバキバキに張って熱を持っています。それでも飲んでくれない!おっぱいがジンジン痛む状態で粉ミルクを調乳するという苦しい状況が続きました。

念のため一本だけ用意しておいた哺乳瓶、よくわからず適当にかわいいのを買っておいたのですが、ピジョンの母乳実感SS(新生児向け)の乳首付き160㏄のガラス哺乳瓶シルク触感でした。良かったのか悪かったのか、病院と同じブランド。シルクのような触感でとてもかわいらしい。一本しか哺乳瓶がなかったため使ったらすぐに洗浄と電子レンジ殺菌を行いました。殺菌ケース、念のため買っておいてよかった…

下からは悪露(産後の出血)がまだまだ大量に出ています。上からは母乳、下からは生理2日目よりも多い血が滴り、仮眠をとって起きると生理用品や母乳パッドの意味はほとんどない状態で洋服やシーツや毛布が濡れていました。悪露の場合は衛生上タンポンが使えないというのも大変でした。

とにかくヤバイ!搾乳方法とおっぱいの焦り

とにかくこの状況は搾乳したほうがいいんだろうけれど、結局どの搾乳機がいいか、搾乳機で改善する問題なのかもわかりませんでした。そうこうしている間にもどんどん母乳は滴りおっぱいは熱をもって赤くなる。入院予定の助産院に電話確認したところ、電動の搾乳機を所有しているとのことで試しに使わせてもらえるようお願いしました。バキバキに張ったおっぱいも「状況を確認できる+たぶんマッサージで改善できる」と頼もしい言葉をもらい、すがる思いで助産院の産後入院に向かいました。授乳方法など細かいこともゆっくり相談しようと思うことができました。こうして首の据わらない新生児を抱えてタクシーで実家を出発したのでした。



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