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映画『七つの会議』だが七つとは何なのか?

昨日に引き続き、近所の神社をまわりつつ、サブスクで映画三昧。の2本目。

映画『七つの会議』2019年公開

概要
万年係長のぐうたら男性社員が、年下のエリート課長をパワハラで社内委員会に訴える。やがて委員会によって下される、意外にも厳しい処分。社員たちが動揺する中、新たに着任した課長は不可解な一連の人事の真相を探り始める。

昨日みた「シャイロックの子供たち」と同じく、池井戸潤さんによる小説の映画化。

原作は2011年5月から2012年5月まで『日本経済新聞電子版』に連載されました。

ドラマ・半沢直樹の原作者と監督が同じです。
さらに、出演陣がかなり重複していて、半沢直樹アナザーストーリー感はたしかにあります。
怒声とパワハラのオンパレード! 

半沢直樹で大和田常務役だった香川照之さんは、丁寧な言葉で激怒するので、血管が浮いてツバが飛んできそう。 二課課長の渡真利役のミッチー及川光博さんは、似たようなメガネをかけてる。
金融庁のオネエ、黒崎役の中村愛之助さんは、一課のエリート課長。 
ラスボス頭取役の北大路欣也さんは、親会社ゼノックスの社長役。
主役の八角さんは狂言の野村萬斎さん。

他には、鹿賀丈史さん、橋爪功さん(シャイロックも出演)、藤森慎吾さん、勝村正信さん、溝端淳平さん、赤井英和さん、吉田羊さん、岡田浩暉さん、朝倉あきさん、立川談春さん、小泉孝太郎さん、土屋太鳳さん、役所広司さん(陸王の主演・宮沢紘一)、世良公則さん、木下ほうかさん、春風亭昇太さん。

割と善人寄りというか、組織第一主義で極悪人が居ない感じ。どこか漫画的でチカラの抜けた八角さん演ずる野村萬斎さんらしい映画になっている。

さてタイトルの「7つの会議」ですが七つとはどういうことでしょう?
調べてみると、
・原作小説、7つの短編。
・7人の主要登場人物。だということ。

そして、作者の池井戸潤先生自身がパンフレットでこうおっしゃっています
「七つというのは複数の会議の総称で、登場する会議の数が七つというわけではありません。」

7つというのは何からきてる?
Forbesの記事にこんなのが。
誰が会社を殺すのか? 駄目な経営者と危険な社風「7つの兆候」

1. 経営者が景気の話をする
2. 自分の会社よりも他社の事柄に口を出す
3. 経営者が自分よりも優れた能力を持った人間を雇わない
4. 管理職が多く実行部隊が少ない会社
5. お茶を出す部下がいる
6. 部下が会議で何も言わない会社
7. うちの会社は馬鹿ばっかりだからという経営者
結論 会社を殺すのは経営者だ

社風というものは、個々の従業員が優秀で努力をしても、どうにもならない部分がある。
会社を生かすも殺すも経営者次第。
経営をしながら自家中毒で倒産してしまう、そんなお話し。

そうそう、この映画の主題歌はボブ・ディランの穏やかなバラード「Make You Feel My Love」なんですよ、割とビックリ。
ビリー・ジョエル、アデル、エド・シーランという名だたるアーチストがカバーしている洋楽の名曲です


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