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「これからの男の子たちへ」を読んで

おはようございます。
365日連続投稿にチャレンジ中のふくさちです。

本日は110日目です。
毎週水曜は「読んだ本」について。

弁護士の太田啓子さんが書かれた「これからの男の子たちへ 『男らしさ」から自由になるためのレッスン」を読みました。

この本を購入したきっかけは、HUC(母親アップデートコミュニティ)の読書会です。


我が家には、5歳ともうすぐ2歳の息子がいます。

中高大とずっと女子校育ちの私。
男子の成長過程は未知の世界。

でも何となく、私たち(女子)とはまた違うプレッシャーを感じていたり、私たちとはちょっと異なる競争社会で生きているのだろうな・・・というのは5歳下の弟を見ても感じていたのです。

そして男性として生きることは、人によっては「生きづらさ」を感じるのだろうなというのも想像していました。


「有害な男らしさ」という言葉を初めて知りました。

有害な男らしさとは
社会の中で「男らしさ」として当然視、賞賛され、男性が無自覚のうちにそうなるように仕向けられる特性の中に、暴力や性差別的な言動につながったり、自分自身を大切にできなくさせたりする有害な性質が埋め込まれているという指摘

社会的に「男らしい」とされる要素は、向上心や克己心のようにプラスに働くこともありますが、それらがネガティブに働くこともあります。

「男らしさ」を良しとする価値観をインストールされた結果、競争の勝ち負けの結果でしか自分を肯定できなかったり、女性に対して「上」のポジションでいることにこだわりすぎて対等な関係性を築くことに失敗してしまったり、自分の中の不安や弱さを否定して心身の限界を超えて仕事に打ち込んでしまったり......といったことが、男性にはしばしば起こっているのではないか。


私の中にもジェンダーバイアスは存在していた

もともと家庭内では「男の子だから」と言う表現は使わないようにしてきました。

それでも5歳の長男の中には、すでに「男らしさ」のバイアスがインストールされています。

ゴリゴリに。

とうとう周りの子に対して「あの子は男らしくない」とまで言い出すようになりました。

これらは保育園などで他の子の発言を聞いて影響を受けているのだとずっと思っていました。

でも本を読みながら、自分の中にもジェンダーバイアスが存在していることに改めて気づきました。

「男なんだから」という表現は使わないものの、例えば予防接種時や転んだときに泣かなかった息子を過剰に褒めたり、もしかすると女の子だったら注意しているかもしれない息子のわんぱくな言動を微笑ましく見てしまったり。

非言語メッセージも含め、自分の言動を見直してみようと感じました。


大切なのは母の考えを伝えること

先に書いた息子の「〇〇くんは女みたい」発言。

それを聞いた私は「そういう発言は止めさせなきゃ!」と感じてしまい、ついつい息子を説得しようとしてしまいました。

「何でそんなこというの?」「保育園の中でそんな風に言う子がいるの?」などと問い詰めてしまいました。

でも本を読んで感じたのは、説得しようとするのではなく、アサーティブに伝えるのが大事と言うこと。

あくまでもIメッセージで「今の発言、お母さんはこう感じた」という伝え方をしていく必要があると感じました。


この本をきっかけに夫ともジェンダーバイアスについて語る機会が増えました。


というわけで今日は最近読んだ本の紹介でした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。



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ふくさち@研修講師×コーチ
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