
電気ブランを飲む年末
年末年始の休み気分もそろそろ抜けて、日常が心も体も日常を取り戻しつつありますが、ちょっと年末のことを思い出してみる。
東京都内をドライブしていて、浅草に差し掛かると見える「神谷バー」のビル
いつも気になっていました。
昨年末、会社の上司から「電気ブランを飲んだことあるかい?」と問われ
連れて行ってもらうことになった。
電気ブランって?
そもそも、電気ブランって何なんだろう?と言うところから始まる。
これについては、「神谷バー」を訪れた人々の日記や記事には沢山書かれていることですが、簡単に言うと流行り物の呼び名を借りた名前ということのよう。
つまり、電気ブランが出た当時は「電気」が珍しいものであって、新しいものには「電気」とつけることが多かった。そこでこのお酒にも「電気」を頭につけて、後ろにブランデーの「ブラン」を合わせて、「電気ブラン」と呼ぶそう。
さて、そんな「電気ブラン」ですが名前からはどんな味か全く想像ができません。
その上司から言われたのは、「ビールがチェイサーだからね」という一言。
と言うことは、それなりにお強いお酒なのでしょう。
外見からもうワクワクする文化財のビル

車から見ても気になる見た目の神谷バー
それもそのはずで、このビルは登録有形文化財にも登録されている浅草最古の鉄筋コンクリート造の建物なんだとか。
看板の書体も相まって、レトロな雰囲気を存分に醸しています。
「バー」自体も日本で最初の「バー」でもあります。
今回は会社の人たちと大勢での予約だったので、一階のバーではなく二階のレストランカミヤでお食事です。

年末効果と初入店のワクワクで、入り口にある食品見本もなんだかレトロで雰囲気を感じてしまいます。
店内は古いビルらしく、イマドキの建物に比べるとかなり天井が低くミニマムな印象。でもそれもまた雰囲気があってよい!
席について乾杯

早速乾杯の時間、電気ブランは様子見としてまずはビールで乾杯と行きます。
ボケてますが、向かいの先輩はしっかり電気ブランのカクテルでスタートしていました。
さらに、生ビール「大」を頼んでいる人も居ましたが、かなり凶暴なサイズで見ただけでお腹がいっぱいになりそうです。
食事が美味い!

ここに何をしに来たかと思い出すと、電気ブランを楽しみにしてきたわけですが、どういうわけか食事が美味しくて美味しくて、夢中で食べ、ビールを腹に注ぎ込んでしまいます。
ワンプレートメニューを頼めば、メニュー表の中の気になるものは網羅されているので満足感は高いです。


いかんいかん、食べ過ぎだ。
そろそろ本題といきましょう。
初めての電気ブランは複雑な味わい?

ついに目の前に現れた「電気ブラン」
電気ブランと言っていますが、頼んだのは正確には「デンキブラン」
こちらはアルコール度数は30度、もう一つ「電氣ブランオールド」というのがメニューには存在し、こちらは45度なのだそうです。
まずはそのままストレートで口に運ぶ
なんとも表現の難しい味。口に入れてからゴクリと飲み込むまでの間にさまざまな味に変化します。
続いてビールを口に運ぶ。
なんだか大人な気分になれます。
横を見ると、ビールジョッキにそのままデンキブランをつっこんでいる人まで・・・
今回はそんな勇気は出ませんでしたが、機会があれば挑戦してみたい・・・かも知れません。

今回はデンキブランでスペアリブを味わいました。
至福です。
パフェで締める

デンキブランで大人な気分になったあとは、パフェで口を甘くします。
なかなかのボリュームに濃厚な味わいで楽しいひと時を〆ました。
お腹がパンパンです(汗
気になる飲み物はまた次に来る原動力

デンキブランやカクテル意外にも気になるものがメニューには沢山!
また、1年頑張って美味しい食事を食べにくる、その原動力にとっておきましょう!
と、1月の終わりに思い出しながら書いていると、もう年末が恋しくなるのです。