漫画キングダムから学んだ「檄を飛ばす」大切さ
「キングダム」を読めと知人・友人からオススメされ続けてたので、昨年読みまくった。
オススメされたとおりに、リーダーの在り方や組織運営方法、情報伝達方法など、とてもたくさんの視座に富んだ作品だった。もちろん、そのまんま漫画として受け止めても自分は好きな作風だった。
さて、キングダムの中で国と国とで戦が行われるのであるが、自分の命を賭して兵が戦いにでる。相手の軍勢をみてたじろいだり、兵の士気は戦においてとても重要な要素だ。
そこで、大将軍は「檄を飛ばす」わけだ。「激」じゃなくて「檄」だ。
「檄を飛ばす」の語源は古代中国にあり、人々に伝えたいことや賛同を得たいことがあった場合に木札に文章を書いて人々へ回覧したそうだ。この木札は「檄文(げきぶん)」と呼ばれ、檄文を遠くに住む人にまで届くように発することを「飛檄」と言ったことに由来しているそうだ。
激励だったり、発破をかけられるようなことではなく、「知らせて、賛同を得ようとしている」という意味合いが含まれるのが「檄」である。
キングダムでの大将軍の檄はものすごい。その発信によって、兵の士気が高まっていく。そんな場面がたくさん訪れる。
組織のリーダーとして、関わる人たちに「檄を飛ばし」ながら、ビジョンの実現に向かっていきたい。今もこの状況下において、リーダーの在り方は問われる。ただ命令を下す、情報を出すだけじゃなく、そこに「賛同を得ようとする」心が伴っているかどうかが大切だ。
ちなみに大将軍の檄を入れるときの声のデカさは半端ない。実際はどんなに頑張っても聞こえない気がする(笑)が、きっとその力強さがどんどん兵に伝わって遠くにも届き渡るのであろう。
コモンビートでは事務局スタッフのチャットツールで「りじちょー発信」というグループを作って、そこで檄を飛ばさせてもらってます。声デカくなくても伝わる(笑)。
↓りじちょーしてます。
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