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スイス[67] エビアン EU vs Swiss
202412041548 A.J. スイス[67] エビアン EU vs Swiss
参考)この記事の内容は私は私で個人的に経験したことですが,別途新聞でも同じ内容の記事を見つけました。
D夫人は私の友人でスイスのある都市に住んでいるスイス人です。その夫人が私に言いました。
D夫人「私,スイスがEUに加盟するのは反対だわ」
私「そうなんですか? でもなぜ?」
D「いろいろ理由はあるけれど,EUには奇妙な規制があるのよ」
私「変な決まり事?」
D「そう。例えばなんだけど,街でミネラルウォーターを買ったことある?」
私「もちろんありますよ」
D「それはスイスで?それとも隣国のドイツとかで?」
私「スイス国内とフランスでそれぞれエビアンを買ったことがありますが…」
D「それで違いがあったことに気がついた?」
私「水としては同じでしたが…あぁフタ,つまり飲み口ね!」
D「そう。変でしょう?EUのペットボトルは…」
エビアン、つまりEvianはフランス・レマン湖畔にある街が取水地のミネラルウォーターですね。日本でもお馴染みの水です。
で,この水のペットボトルが面白いのです。これはエビアンに限らないのですが同じ銘柄のペットボトル飲料でもEU各国で売られているボトルとスイスで売られているボトルが違うのです。私がスイスとフランスで買ったそれぞれのエビアン(0.5l)はサンプルの母数としてはあまりに少ない1本か2本ですがそれでも違いがはっきりわかりました。
ラベルのデザイン(絵など)が違う,ということもありますが決定的に違うのはボトルの口の蓋(フタ)です!
ヘッダの写真をご覧下さい。一見普通のペットボトルのように見えますが… 右はスイスで売られているボトルで左はフランスで買ったボトルです。スイスのボトルの蓋はほぼ日本で売られているボトルの蓋と同じです。スイスのものは普通に左にひねって開けて蓋が【取れます(外れます)】。しかーし,フランスで同じようなペットボトルを買って蓋を開けようとしたら… 左回しに蓋をひねっても(確かに口は開きますが)蓋はボトル本体から外れないのです。蓋が本体から取れないようになっています(写真参照)。これがEU仕様で蓋が乱雑に捨てられないようにする防止策,だそうです。
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スイスでエビアン(その他小型のペットボトル)などを買う場合,EUからそのまま輸入された物もあるようですからスイスでもEU仕様のボトルもあるかも知れません。ただ日本仕様のペットボトルの蓋で同様の物は私は見たことがありません。
日本では蓋がボトルとは別に散乱している状況はあまり見られません。私の周りだけかも知れませんが。しかしどうなんでしょうかねぇ,このEU仕様の蓋は…
ちなみに水のペットボトルとしては実際のところウルトラスーパー飲みにくいです,EUの蓋つきボトルは(経験者は語る)。EU規制の意図は理解したいとは思いますが…
(参考の新聞記事。電子版ですが紙新聞媒体でも記事があるかも知れません)
朝日新聞電子版2024年8月26日12時00分 牛尾梓
「EU、またやってる」ペットボトルに感じた「ノー」 特派員メモ