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#07 子どもをどんな存在として見てますか?
揺るがない「子ども観」が教育を変える
はじめに――子ども観が教育を左右する
教育者として、子どもをどのように捉えるか。
この問いが、日々の接し方や指導方法にどれほど影響を与えるか、改めて考えてみましょう。
よくある「子ども観」
「弱い存在」「教えるべき存在」「育てる存在」。
多くの人がこう考えがちです。
特に、教育や保育の現場では、「支援しなければならない」「助けてあげる存在」として見られることが少なくありません。
一方で、「小さな大人」として見る考え方もあります。
かつての社会では、子どもは労働力や将来の福祉力とされ、厳しい環境に置かれることがありました。
その影響が今も残り、「無理をさせてもいい」「大人と同じように扱うべき」という見方につながっています。
揺るがない「子ども観」――子どもは有能である
私が持つ揺るがない子ども観、それは**「子どもは有能である」**ということ。
子どもは気づきます。
子ども同士で助け合います。
良質な問いや課題があれば、学び、正しい方向に進む力を持っています。
この子ども観を持つと、**「待つことができる」**ようになります。
子どもが考える時間を尊重し、彼ら自身が成長する瞬間を信じて見守れるのです。
「待てる」姿勢が生む変化
たとえば、苦手な食べ物を目の前にした子ども。
無理に「食べなさい」と促すのではなく、ただ見守る。
その瞬間、子どもは考え始めます。
目を見れば分かるんです――「どうしようか」と頭を巡らせていることが。
このとき、大人に求められるのは「待てる姿勢」。
その土台にあるのが、**「子どもは有能である」**という確信です。
あなたの子ども観は何ですか?
教育において、「子どもをどう捉えるか」は軸となる価値観です。
それがブレると、指導や接し方も迷いがちになります。
「子どもは有能である」。
この視点を持つことで、私たちは子どもたちに新たな可能性を見出し、信じて待つことができるようになります。
皆さんの子ども観は何ですか?
改めて考えてみるきっかけになれば嬉しいです。
おわりに――哲学できる教育を
今日のテーマは「子どもをどんな存在として見ていますか?」でした。
子どもをどのように見ているかが、教育の質を左右します。
「子どもは有能である」という子ども観を持ち、信じて待つ姿勢を育てていきましょう。
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