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いちばんやさしいGoogleアナリティクスの教本を読んでみた
■はじめに
Googleアナリティクスは普段の運用ではあまり使わないツールになります。
アクセスの殆どは管理画面から読み取れますし、過去にトラブルがあった事から積極的に触れていないのも背景にあります。
ですが、御社のWebチームでは、このアナリティクスの分析も求められており、
クライアントからするとWeb広告代理店はアナリティクスも弄れる、触れるという期待があります。
今後アナリティクスの知識の吸収も不可避だと思い本書を選定いたしました。
■書籍紹介
いちばんやさしいGoogleアナリティクスの教本 人気講師が教えるWeb解析と広告計測の基本
■そもそもアナリティクスを用いた分析とは?
突如、「GA分析して」なんていう無茶ぶりはありませんか?
分析…とはいえ、どの範囲までやればいいのやら?
そう、Googleアナリティクスはデータの海とも言えます。
しっかりとした設定さえ行っていれば、膨大なデータが日々蓄積されていきます。
そのため、本書ではGAの分析=目的を決める事を示しています。
何のデータが欲しいのか?を明確にし、始めない事には一向に進みません。
そう考えると普段の広告運用では、デバイス別や性別を見に行ったりと分析を行います。
正にアナリティクスでも同様に、下記の項目が参照可能です。
・デモグラフィック
・ジオグラフィック
・サイコグラフィック
端的に、このWebサイトは〇〇に住む、女性のアクセスが集まってきているなど事実確認ができます。
後は逆算して、どういった事が述べられるか?を考えれば良いのです。
■滞在時間は侮れない
滞在時間の長さはリアル店舗で置き換えた時のお店の魅力に近いと言えます。
ふらっと入ったお店、もういいや…と思ったら直ぐに退店しますよね?
正にWebでも日常茶飯事に起こりえています。
例え検索結果が上位でも、ユーザーに分かりにくい内容や構成であれば
すぐ下の検索結果を見に、離脱されてしまいます。
その間わずか数秒単位です。
つまり、秒単位でほぼ直感的にユーザーの欲しい情報を渡してあげる必要があります。
■アナリティクスにもあった?!競合データを確認する方法
Googleアナリティクスにはベンチマーク機能があります。
これはGoogleアナリティクスに登録されている業種別のレポートを見る機能です。
設定して間もない時期はどうしても、データが少ないため比較指標として用いられる様です。
地域なども絞りこめるので、よりリアルな数値比較が可能です。
但し、自社データもGoogleアナリティクスに提供する必要があり、アカウント設定で弄る必要があります。
とはいえ、互いのデータは匿名なので誰が何のデータなのかを探られる心配はない様です。
触れるアカウントから実際の機能を覗いて見ようと思います。
■SNS事の流入を探る
Googleアナリティクスでは、当然各チャネルの流入経路を追うことができます。
オーガニック、広告経由…などです。
SNSも例に漏れず、流入経路を追うことが可能です。
しかも一概にSNSという大きなくくりではなく、Facebook、Twitterなどの媒体事に計測ができます。
そのため、SNSにて施策を実施した際には、各媒体の投稿のエンゲージメント量の増加も確認しつつ、流入が増えたか否かも追うことが大切です。
SEO対策やPPC広告の様に、ある程度お金があればできてしまう施策と比べると、SNSはなかなかお金をかけても伸びづらい傾向にありますが、地道に分析を重ねて育てていく必要があります。
■参照サイトの確認も怠らない
被リンクと呼ばれる概念があります。これは他社サイトに自社のコンテンツのURLが掲載されている事を示します。
当然第三者がわざわざ掲載をしてくれているのだから、余程の事がない限りはポジティブな紹介でしょう。
被リンクが増える事はSEO的にも良い事ですが、果たして今被リンクがあるのか、ないのかというのもアナリティクスでは調べることができます。
集客→参照サイトより…
外部サイトから流入したユーザーの数、状況を見る事ができます。
僕もたまに見たりしますが、クライアントのサイトが意外な形で掲載されていたりと発見が多いです。
そこで話題になっているコンテンツであれば、当然広告にも活かす事ができます。
■そのサイト、狙った通りに行動されてる?
ナビゲーションサマリー
これは…いわゆるWebサイトの製作した際の設計がしっかりなされているかを確認する機能です。
要は、導線の設計を確認する為に使用します。
よくある質問→会社概要→トップという流れを辿っていたら、
よくある質問のページで会社概要が見たくなった、もしくはトップへ戻れなくなったという予想が立てられます。
そうなったら、よくある質問のページには
トップへ戻るボタンを明瞭化して設置するなどして対応する必要があります。
このようにユーザーが意図した通り動いているのか?までもしっかり追っていく事が大切です。
■まとめ
Googleアナリティクスは見れるデータが多い分、よく分からないというのが正直な所でした。
参照元などはよく見ていたりしたものの、ユーザービリティの改善という観点で使った事はありませんでした。
まずはこの書籍の様なハウツー本を片手に、気になるクライアントのアナリティクスを徹底して覗いても良いかも知れません。
■具体的TO DO
アナリティクスでも設定マニュアル(入港チェックシート)を作ってみる
→分析対象の明瞭化など…
まずは上記を徹底し、応用編など挑戦していきます。