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もし中学、高校時代に戻って何か一つ、アドバイスすることがあるならば、「早く読書を始めなさい」と伝えたいと思います。

ありきたりなアドバイスかもしれません。
しかし、鍼灸師、アスレティックトレーナーのように個人事業主、フリーランスとしてと働く場合、自分で情報を収集し、考えていかなければなりません。

本には、先人たちの知識や経験、創意工夫などが詰まっています。
すべての事柄をゼロから自分自身の力で、学び、経験し、身につけるということは時間的にも不可能です。

同様に、すべてのセミナーに参加するのも難しいです。
一方、本であればだいたい1000〜2000円、高くても3000円程度で、誰かがすでに経験し、直面してきた問題およびその解決方法について知ることができます。
これほど優れた投資(自己投資)はありません。

とりあえず読んでみる

自分の直面している問題に関する本

読書をしてきていない人にとって、「読書をする」というこうどうは非常に難しいことだと思います。

その理由の1つとして挙げられるのが、「どんな本を読んだらいいか分からない」からだと思います。
確かに、その1冊を読んで自分の抱えている問題がすべて解決できたらハッピーなことですが、そんな万能な本はありません。

はじめのうちは、
 ▶テレビで紹介された本
 ▶新聞や電車の広告で見た本
 ▶SNSで紹介された本
 ▶自分が気になっていることが書かれていそうな本
など、少しでも「あ!」と思った本を読んでみることから始めてみるのが良いと思います。

少し大きめの本屋さんへ行き、本棚をグルグル歩き回っていると、自分が直面している内容に関するタイトルの本があると思います。
例えば、「読者が苦手だけど、勉強のために読書をしたい」と思って本屋さんへ行くと、読書術に関する本がたくさん並んでいます。
次に、「その本の内容を忘れないためにはどうしたらいいのか?」「じゃあまとめるにはどうしたらいいのか?」など、1冊読むことによって自分の課題が次々に見つかり、2冊目、3冊目と読んでいくことになります。

スピードは気にしない

読書が苦手な人が気にしている問題として考えられるもう1つの問題が、「自分の本を読むスピードが遅い」ということです。
本を読むのも技術です。当然、10冊程度の人より100冊以上読んできた人の方が速いです。そして1000紗通以上読んでいる人はそれよりも早く本を読み終えることができると思います。しかし、ビジネス書の多くは、文庫本よりもフォントサイズが大きめに書かれており、スラスラと読めてしまいます。物によっては中学生でも読めるような内容のものも多いです。
はじめのうちは1冊読むのに1週間くらいかかっていたとしても、気がつけば半日、そしていつの間にか2時間程度で読破できるようになります。

ニーズが分かる

本屋さんへ行くことでいろんなことが見えてきます。
ビジネス書や自己啓発のコーナーのタイトルをぼーっと眺めてみてください。お金の運用、副業や転職、会話や資料作成、副業、ダイエットやトレーニングなどの本が非常に多く並んでいます。
これは、多くの人がこの分野に関する悩みを抱えている、つまり、この分野にニーズがあるということが分かります。
また、春先は心機一転頑張ろうという気持ちが芽生えるからか、資格、特に英語学習の本が多く並んでいます。
こうしたニーズを理解しておくことも、個人事業主、フリーランスとして活動していくのであるならば必要なスキルです。

守破離

この言葉を聞いたことがあるでしょうか?
簡単に説明すると、
「型から始め、独自のものを見出す」
という物事を習得していくプロセスを表した言葉です。

読書も同じです。
同じテーマであっても、はじめて勉強する内容であるならば、いきなり上級者用の難しい本を読んでも頭に入りません。であるならば、学生向けに書かれた内容や漫画で書かれたものから取りかかることで、ある程度の基本情報が頭に入った状態で原著、または上級者向けのものを読んでいくと、より内容を理解しやすくなります。

ただ、ここで大事になるのが「1冊で判断しない」ということです。
何十年も前の本で教科書、テキストのような扱いを受けているような本はまず間違いないかと思いますが、一般的なビジネス書や自己啓発本に関しては、複数冊読んで、内容を評価したほうが良いです。理由は、著者独自の考え方が色濃く書かれており、間違っていたとは言わないまでも一般的な方法ではなかったりする場合もあります。
そこで新しい考え方のものに関しては、違う出版社、異なる著者による同じテーマのものを探して読むようにして読み比べてみるのが大切です。。

本屋さん巡り

ご自分の行動圏内の本屋さんをめぐってみることも大切です。
営業の兼ね合いもあり、どの本を平積みにしたり、表紙を見せたりするか異なっています。いくつか本屋さんをまわっていくうちに、自分の感性と相性の良い本屋さんが見つかると思います。

中古書店や図書館も有効に使うと良いかと思います。
特に図書館は、貯蔵数も非常に多く、他の図書館から本を取り寄せもしてくれるので、古い本や、専門書などは一度図書館で借りて読んでみて、手元に残したいものは購入するということができます。

まとめ

学生時代は、人に直接教わって学ぶ勉強法ですが、社会人として仕事をしていくと、その勉強方法だけでは限界があります。
自分が直面した問題について、自分で調べ、考え、解決していく力が求められます。
そのツールとして本は非常に優れています。
もちろん、ネットやSNSも使います。特に新しい情報に関しては本よりもネットやSNSに出てくる方が早いです。しかし、その情報の信ぴょう性は測れません。その情報が正しいかどうか判断するための力を身につけるためにも、本を読んで、勉強の体力をつけておくことが大切です。

AcuDentでは、アスレティックトレーナーとしてトリガーポイント歯科鍼灸という技術を用いて、多くのアスリート、そして来院される方々のパフォーマンス、QOL向上を目指しています。フォロー、サポートは大変励みになります。 よろしくお願いします。