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数年ぶりの患者さん

開院して10年以上になると、数年ぶりの来院という方も少なくない。

転勤や転居、結婚や出産など、ライフステージが変わって来られなくなる方もいるし、
健康的な生活習慣に変えることで、調子良く過ごせるようになり来なくなる方もいる。

そして、なにかの折にふっとウチを思い出して来てくれる。

2〜3年ほど経っていても、大人はそれほど変化がないように見える。
でも話していると、子供さんが社会人になっていたり、両親の看取りを終えていたりと、経年を感じさせるエピソードも多い。

暫くぶりで来院くださった方たちによく言われるのが、
「まだやっていてくれて良かった」です。
ウチは、街中で部屋を借りて開院している個人鍼灸院。
超絶弱小鍼灸院。
いろんなお店が数年で閉店していく昨今。
まだやってるかな、続けてるかなと思いつつ検索して、
継続してるとわかってホッとするようです。

こういう数年ぶりの再会は、かなり嬉しいものです。
覚えていてくれたという嬉しさと、
また施術を受けようと思ってくれた嬉しさ。
「思い出してくれてありがとう」なのです。

これからも細々とではありますが、続けていく所存でございます。
よろしくね。



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