フットパス発祥の地イギリスへ〜Lake districtのあれこれ
ストックホルム〜イギリス湖水地方〜ロンドン〜北極圏ケブネカイゼ
と駆け抜けたヨーロッパ滞在を終え、日本に帰ってきました。
さすがに一ヶ月いたせいか、帰国後は凄まじい時差ボケ…
&パリオリンピックときたもんだから、すっかりnoteを怠けてしまいました(苦笑
ようやく落ち着いたところで、少しずつですが、この旅のお話をしますね。
Lake district(湖水地方)
ここは、イングランドの北西にある国立公園です。
氷河期に形成されたU字谷やカールが残り、その水を貯め込んだ湖と、標高こそ低いですが800~900Mの山々がいくつもあります。
牧草地が広がる豊かな田園風景の中、大小さまざまな湖が点在する姿は、世界文化遺産にも登録され、イギリス人だけではなく、世界中から多くの人が訪れる地方。
世界一有名なウサギ、ピーターラビットを生み出した「ビアトリクス・ポター」が、その半生を過ごしたことでも有名です。
そんな有名な場所ですが、個人旅行でいくのは案外苦労しました。
ネットでも案外日本語の情報が少なくて、ピーターラビットとか詩人のワーズワースと言ったことはでてきますが、肝心な交通手段や宿泊事情、町の様子、そして旅の一番の目的である「フットパス」について、あまりヒットしなかったんです。
しかし、なんたって初のイギリス!
しかも念願の「フットパス」を歩くという!!
円安の打撃を受けましたが、なんのことはない!!
こんなご時世ですが、いつか訪れてみたいと思う方に役立つよう、書き残そうと思います。
ちなみに、ほとんどスウェーデン在住の姉が調べてくれました。
まず行き方について。
私たちはヒースロー空港に到着しました。
そこからロンドン市内へ電車で移動し、ユーストンEustonと言う駅へ。この駅は日本でいうところの上野って感じでしょうか。
地方へ行く遠距離列車が集まっているので、とにかく人でごった返していました。
ユーストンからは、途中にあるランカスターLancaster駅で乗り換えて、湖水地方南部の玄関口・ウィンダミアWindermereを目指しました。大体電車で3時間半ぐらい。
ウィンダミアからはバスに乗って、もう少し北にある旅の基地に選んだアンブルサイドAmblesideへ。約15分くらい。
ちなみにユーストンからの電車は往復ともネット予約必須。なんたって夏のホリデー時期ですから。
ちなみにもうひとつ、イギリスは電車もバスも全てクレジットカード(デビットカードもあり)のタッチで乗れます。日本も早くこうして欲しいですよねー
このバスが案外便利で、複雑なことを求めなければ、バス移動で意外と楽しめそうです。
ただ、今回はあちこち行きたかったので、レンタカーにしました。
レンタカーを借りたのは、ウィンダミアから南東へ少し下がったケンダールKendalと言う町。ユーストンからの道中にあったのですが、この日は日曜日だったためお休みで(日曜日に休むってすごいですよね)、面倒くさかったけど、到着した翌日にバスを乗り継いで、借りに行きました。
イギリスの田舎道、運転事情
いやいや、とにかく最初は大変でした。
今回、姉との旅でしたが、イギリスでは私が運転するよう、命令が下されていました。
Big sisterなので絶対服従なんです(笑)。
まあ左側通行だしね、とたかを括っていたのが大間違い。
道の狭いことったら、それはもう冷や汗もんです。
しかも狭いだけではなく、アップダウンのクネクネ道で、道路ギリギリまで、あの有名な石造りの建物や塀が迫っているんです。
そこを、イギリス人たちは、猛スピード(私の感覚ですが)で走っているという。
で!
日本には、滅多にないラウンドアバウトroundabout と言うシロモノ。
交差点がロータリーになっていて、右側からくる車を優先しつつ、交差点に侵入するのですが、どうしても一時停止しちゃいたくなるんです。
「いいの!いいの!行って行って」
「停まって!、あっち優先!」
とか、言われても(涙)
とにかく、後ろから猛スピードで迫ってくる地元の車を、少し広くなった場所で先へ行っていただきつつ。
なんとか慣れてきたとき、ふと。。。
実はイギリス人ってスッゴク優しくて、みなさん愛想良いんです。
お先へどうぞの時や、対向車とのすれ違いの時、必ず手を挙げてニコッと挨拶してくれるんです。
それがわかった時から、運転がめちゃくちゃ楽しくなってきたんです。
やっぱり気持ちって大切なんですね。
それはそれは小さな宿泊施設
今回拠点とした街・アンブルサイドのほぼ中心地の宿に泊まりました。
いろんな人から「どこに泊まったんですか?ホテル?」と聞かれるのですが、これがまた何とも説明しづらい宿だったんです。
なんたって名前が「Apple pie」
部屋オンリーのツインで、シャワーとトイレ付き。
朝食は隣りにあるカフェで、部屋の鍵を見せると10%OFF。
フロントというのはなくて、15:00-17:00の間だけスタッフがいるので、用事があったらその時ねって感じ。
私たちのチェックインは17:00を過ぎていたので、事前のやりとりでキーボックスの番号を聞いておき、そこで鍵をゲットして部屋に入りました。
AirB&Bみたいな感じですが、キッチンとかは無かったので、それともちょっと違ったんですよね。
前述したように、ここは国立公園でもあり世界遺産でもあるので、建物が古いまま保全されています。
当時のイギリス人が小さかったのか分かりませんが、とにかく建物内は狭い!
部屋の様子を撮れなかったのですが、私たちの部屋は一番上だったので、まるで屋根裏部屋のよう。
頭をぶつけないように、常に屈んでいたので、なんだか身体全体が痛くなりました。ベッドは柔らかすぎだったし、、
さて長くなりましたので、続きにしますね。
気長にお付き合いください♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?