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マチュピチュ以外の見どころと、最後に襲った悲劇

4回に渡ってお伝えした「インカ・トレイルの旅」ですが、たくさんのスキとコメントをありがとうございました。
書くことは大好きなのですが、ときに「う〜む、どうやって伝えようか」と唸ってしまうとき、noterさんのことが頭に浮かび、「よし!」と、もう一踏ん張りできる私がいます。

さて無事にフィナーレを迎えた私たちですが、ここで終わらないのが旅の醍醐味??

なかなか大変な事態に襲われることとなりました。

その前にマチュピチュ遺跡以外のことを私なりの観点で少しお伝えしますね。

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ワイナピチュ山もセットでぜひ!


マチュピチュに行かれるなら、お勧めしたいのは「ワイナピチュ山」です。
テレビや雑誌、SNSで映るマチュピチュ遺跡の後ろに写っているのを見かける方も多いと思います。

後ろに聳え立つ「ワイナピチュ山」

標高は2,693mでマチュピチュ遺跡より高い位置にあり、インカ時代には見張り台の役割をしていたと考えられています。

ここも一日の入場制限があり、午前中しか登れないため前日に下にあるマチュピチュ村に泊まらなければなりません。
ちなみに私たちはマチュピチュ村で4日分の垢を流し、久しぶりのワインに顔を上気させ、翌日「ワイナピチュ山」へ登りました。

いやいや聞きしに勝る超ド級な急登の連続でした!

斜面に残された往時の登山道を登るのですが(登るからには下る!)、ロープを使ったり、手で岩を掴みよじ登るような険しい場所が多々あります。

写真を撮ろうと見上げると、後ろにひっくり返りそう!


良くもまぁこんなところに!
遥か下に流れるのがウルバンバ川
黄色がわたし。それにしても若〜〜〜〜い(笑)


ワイナピチュ山頂から
遺跡の後ろがマチュピチュ山
この裏側をえっちらほっちら歩いてやってきたんですねえ


人がほとんど来ないってナゼ?「月の神殿」


ワイナピチュ山頂から「月の神殿」への分岐を裏側へ約390mほど下ると静かな森になり、その中にひっそりと佇んでいます。人がほとんどいないので、ゆっくりと悠久の歴史に想いを馳せるにはオススメの場所。

仮説ですが、インカ人がスペインに侵略された時に
最後まで守りたかったのがここだとか

遺跡自体は大きくありませんが、巨大な岩の隙間を利用した技法は、素晴らしいとしか言いようがありません。

ワイナピチュから急な道を一気に降り、再び登り返して帰らなければならないので、相当覚悟がいるのかな?
それでもここには来てほしいなぁ…

イチオシがここ!マチュピチュ博物館


マチュピチュ村と遺跡を繋ぐ道路(ハイラム・ビンガムロード)の途中にある博物館は、絶対行ってほしい場所NO.1
バスの運転手さんに「博物館に寄りたい」と言い、途中下車し寄ってきました。相変わらず誰も降りず、私一人でしたが…植物園みたいなのも併設されているので、自然豊かな素敵なところです。

残念ながら日本語での説明はありませんが、映画も上映しているし、出土された数々の遺跡も見れるし、なんといっても発掘当時の写真も残っています。

そのまま道路を歩いて村まで下れるので、またバスに乗る心配がありません。

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またもや悲劇が…


マチュピチュ村からクスコへは、飲めや歌えやの豪華列車で戻りました。
これはリーダーのおもてなし?なのか、まあ全員無事でゴールできたご褒美のようなもんです。

客室、食堂車、そしてバー車両があるんです

いやいやたまげました。
子供の頃、食堂車がついている列車に乗って大はしゃぎした記憶がありますが、フラッシュバックのように襲ってきました。
いや、それどころか遥か超えてしまいまして。
ライブ演奏があったもんだから、飲めや歌えやに加え、踊れや!付き(笑)

そんな最中のことです。

行きにトラブルに見舞われたAさんですが、体調があまり芳しくないようでした。「あまり食べたくない」と言い残し、一人で客室に戻ってしまったのです。

途中心配し見に行くと、かなり辛そうな様子。

それがクスコ駅に着く頃には、だんだん酷くなり呼吸も荒くなってきてしまいました。
なんとかホテルは着いたはいいが、立ち上がることもできなくなってしまい、ガタガタと震え出してしまったんです。

これはいかん!
何が起こったのかわからないけど、相当やばそうで緊急搬送され病院へと。

結果は「ジラルジア症」という感染症にかかってしまったのです。

命には別状ないとのことで、とりあえず安心ですが、この先のことで懸念が二つ。

1、一緒に帰れるのか?
このまま入院が続くとそれは大変なことになります。

2、ずーっと一緒に行動した私たちに感染のリスクはないのか?
そもそも発症していないだけ?

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世界各地の秘境へ行き、変なことをたくさんやってきたリーダーは、こういう時に役に立ちます。
ちなみに彼自身もインドで感染症にかかり大変な目に遭っているので経験済み。

テキパキといろんなことを進め、なんとかAさんも一緒に帰れることに。

そして心配な私たちも、「発症しなければ問題ないだろう」ということで、その後のクスコ滞在とリマ滞在を切り抜け、全員で日本の地を踏むことができました。

いや〜
実際ヒヤヒヤもんでした。

飛行機に乗せてもらえるか?
日本に入国できるのか?
一番の心配はAさんが長旅に耐えられるのか?

それにしても、行きに始まり最後は感染症までかかってしまったAさんですが、一体どんな理由があって、そこまで受難に襲われたんでしょうか。

こんなオチがありましたが、ペルーは最高です!
体調には万全に気をつけながら、ぜひ一度訪れてくださいね。

これで本当に最後です。
長きに渡り、ありがとうございました。






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