ロシアは中国の家臣になる可能性がある-専門家
海外ニュース：
中国は西側でロシアが孤立することを利用して、ロシアの自国への依存を強める可能性が高く、ロシアは中国の家臣国家（属国）となる可能性があります。
この意見は、世界経済フォーラムのロシアの将来に関するパネルディスカッションで、フィンランド外務省の副大臣兼前局長で、欧州大学研究所のトランスナショナル・ガバナンス・スクール所長のアレクサンダー・ストゥブ氏によって表明された、とウクルインフォルムは報告している。
「彼（中国の習近平）はプーチンに負けてほしくないのか？いいえ。ロシアは、いわば中国の家臣国家（属国）になると思う」とストゥブ氏は言う。
彼によると、中国は二次的な制裁を回避するために、モスクワを公然と支持することなく、西側とロシアの間でバランスを取るというのが彼の考えだ。同時に、中国は投資を通じてロシアの自国への依存度を高めようとしている。
英国王立防衛安全保障研究所のカリン・フォン・ヒッペル事務局長は講演で、中国はプーチンへの影響力を利用してウクライナ戦争を終結させることができると述べた。彼女によると、中国の習近平は「プーチンが耳を傾け、恐れている可能性さえある唯一の人物」だという。
「中国がロシアに圧力をかけて戦争をある程度終わらせれば、世界の指導的立場になり、それによって積極的な役割を果たす大国となり、また米国との関係を改善するだろう。中国がこの役割を果たすとしたら、根本的な転換になる。しかし、今はその気になるとは思えない。」とフォン・ヒッペル氏は述べた。
また、イギリスの専門家は、これからはプーチンが当事者となり、西側諸国では誰も彼に手を差し伸べないだろうと指摘した。「西側諸国の誰もが、今後プーチンの手に触れることができるようになるとは想像できません。彼はすでに国際的な亡命者です。そして、以前の状態に戻ることはありません。」とフォン・ヒッペル氏は語った。
ウクルインフォルムの報道によると、世界の政財界のエリートが集まる年次総会である世界経済フォーラム（WEF）が、5月22日から26日までダボスで開催されています。
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