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「モンテッソーリ教育」は小細工でしかない。子育ても教育も人生も「誰と関わるか」でしかない。
流行の教育や目新しい手法がたくさんある。
モンテッソーリ教育、プログラミング教育、
アントレプレナーシップ教育、STEM教育など…
しかし、これらは全て「小細工」でしかない。
「大して重要ではない」という話しをします。
教育はカリキュラムにはできない。
教育は「誰と関わるか」が全てだ。
カリキュラムにするということは、
ある意味でマニュアル化するということ。
カリキュラムやマニュアル、ルールは、
その環境の「評価軸」を生む。
偏差値を伸ばす塾であれば、模試の点数が評価軸。
バスケスクールでは、バスケの熟達度が評価軸。
「評価軸」ができると、
評価が高い子と低い子が生まれる。
つまり、その環境から、
「はみ出す子ども」が生まれる。
さらに、
教育において「絶対的な正解」など存在しない。
「みんな一律」で上手くいく教育法はない。
誰かにとって最適な教育は、
誰かにとっては最悪な教育になりうる。
なぜなら一人ひとりに個性や才能があるから。
生まれ持った性格や、気質、特性、
今の状態や、できることの量とレベルも人それぞれ。
だから、いかに「子別(個別)」で、
アプローチを変えられるかが重要になる。
これが子育てではなく、習い事となると、
100人いたら100通りの教育が必要になる。
中心にある大切な部分や、
根本的な基礎の部分は変わらないかもしれない。
しかし、教え方や声かけなどのアプローチは変わる。
はたまた誰に何がどのくらい必要かどうかも変わる。
そのため、
教育において完全なマニュアル化はありえない。
真の意味での「教育カリキュラム」は不可能だ。
(ここからが本題!)
「子どもが輝くか?落ちこぼれるか?」は、
カリキュラムを提供する先生の優秀さにかかっている。
優秀な先生は、その子がどんな個性を持ち、
その子に今、何が優先的に必要なのかを見極める能力。
さらに、その必要なモノを楽しく学べるように
アプローチする能力に長けている。
つまり、本質的にはカリキュラムではなく、
「誰と関わるか」が重要ということ。
習い事を本当に意味のあるものにしたいなら、
カリキュラムや教えている内容などではなく。
その教室の先生の「人間力」で決めた方がいい。
先ほどの「優秀な指導力」に加えて、「人柄」も重要。
その人の在り方や、世の中の見方が、
言葉となり、思考となり、行動となる。
その大人の「振る舞い」が子どもに伝染する。
偏差値や名誉で人間の価値を測る人の近くにいると、
その子は自分の価値をそのモノサシで測るようになる。
これは自分の実体験で確信した。
僕はチャレンジすることをリスペクトしている。
失敗して学ぶことが素晴らしいことだと思っている。
自分の人生を豊かにするには、
いかに挑戦と失敗を楽しめるかだと思っている。
自分を成長させたり、何かの成果を出したりするには、
いかにトライ&エラーを繰り返しながら学べるかだと思っている。
今週、よく遊ぶ子ども達に、
「とりあえず試してみない?」
「やってみないと分からないよ!」
「遊太郎のチャレンジ精神すごいね!」
と、3人の子から立て続けに言われた。
全て別々の日にそれぞれの子に言われた。
これは、僕の教育活動に挑戦するための方法や、
それを教えるカリキュラムがあるからではない。
僕の「挑戦主義」である価値観が、
口癖のように行動や声かけに現れる。
それが日々の関わり中で子どもに伝染する。
自然にチャレンジングになったり、
やってみることの素晴らしさを知ったり、
挑戦することの楽しさを感じたりしていく。
これは大人でも同じ。
「常識は自分の身近な5人で出来上がった価値観」
などとよく言われている。
愚痴をばかりの人の周りにはネガティブな人が集まり、
旅好きの周りには元ヒッチハイカーがわんさかいる。
まさに類は友を呼ぶ。
口癖のように「今、幸せだなぁ〜」と言う人には、
そういう人が集まっているように思う。
そう考えると、
『人生を楽しんでいる人』を自分の周りに固めたら最強。
要するに「何をするか」よりも『誰といるか』だ。
しかし、子ども達は、
『誰といるか?』を自分で選ぶのが難しい。
だからこそ、身近にいる大人が意識的に、
その環境を整えることが大切になる。
「素晴らしいカリキュラム」
よりも
『人生を楽しんでいる大人』
教育において、カリキュラムや手法など、
小手先のテクニックは小細工に過ぎない。
子育ても「褒め方や叱り方」よりも、
『親自身が幸せであること』が重要。
習い事においても「授業の内容」よりも、
『先生が人生を楽しんでいること』が重要。
人が人にもたらす影響力は、
思っている以上に強いのだと思う。
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