24歳で校長先生になって感じたこと
「遊びで人は育つ」を信念に、子ども達と毎日遊んでいる遊太郎です!
東大ママの民間学童で約3年務めた後、21歳で独立し「失敗に強い子を育む」をコンセプトに子ども達が『"今"を本気で遊び・学び・成長する居場所』を作る【アソプロ】という活動の代表をしています。
他にも「ママチャリで日本一周」をしたり、400組以上が参加する「子育てコミュニティ」や「バスケスクール」の運営をしたり、子ども達と「無人島サバイバル合宿」をしたりしています。
さて、今回は『24歳で「校長先生」になって感じたこと』というテーマについてお話しします。
「世界一自分らしい生き方の教室2024」
先日、2024年7月21日に『世界一自分らしい生き方の教室2024』(略して「セカイキ2024」)というイベントが開催!
登壇したゲストスピーカーは、
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の著者で自己理解メソッドの創設者である八木仁平さん。
ニュージーランドの湖畔に住みながら
自分らしく生きることを発信する作家の四角大輔さん。
そして、自分らしさを活かすことで
人生を飛躍させるプロデューサーの川原卓巳さん。
資本主義を否定せず絶妙なバランスで成功を収め自分らしさを語るにおいて、右に出る人はいないであろうこの3名がリアル登壇する世界唯一のイベント!
会場は400席が満席で、オンラインを含めると総勢800名以上が参加されました!!
(※詳しくはコチラを👇)
そんな『世界一自分らしい生き方の教室2024』こと 「セカイキ」では、より多くの人達が"自分らしく"生きていくサポートをするべく、親子も参加しやすいようにということで、子ども達も自分らしさを見つけられる場『セカイキ小学校』が設けられました。
そして、僕はその「セカイキ小学校」の校長を務めさせて頂きました!
『セカイキ小学校』とは?
「一人ひとりの個性、好きなこと、得意なことを思いっきり表現しよう!」をテーマに、自分らしさを活かした『子ども美術館』を創る学校。
最終的には、子ども達一人ひとりが「好き」「興味」「楽しい」「ワクワク」「ときめき」をアートでカタチにして、最後にはその作品を部屋中に並べ、子ども達みんなの溢れる個性を合わせた美術館を創り上げました!
また、地球にやさしい『リサイクル・アップサイクル』にも挑戦し、工作の材料は全て家庭で使わなくなった物。
普段は捨てられるモノを子ども達の「自分らしさ」が輝く宝物に変身させ、みんなワンチームとなって唯一無二の子ども美術館を完成させました!
校長になって感じたこと
さて、ここから本題です。
今回、僕は校長になってみて、子ども達と一緒に美術館を作ってみて、たくさんの気づきと感動がありました。
結論から言うと…
子ども達はみんな個性的なアーティストであり、天才性に溢れてる。しかし、その自分らしさ、才能を奪っているのは大人なんだろうと感じました。
あまりにスパルタ過ぎる小学校
まず!この『セカイキ小学校』は超スパルタなんです。
というのも…
美術館を完成させるために許された時間はたったの2時間。(実際に工作をする時間は1時間半くらいしかない。)
さらに「自分らしさをアートで表現する」というテーマは決まっているものの、具体的に工作するモノ、やり方などは何も決まってない。
大人からの指示や強制は一切なし。
そして、子ども達同士は、ほぼ全員が初めまして。
つまり、子ども達ひとり一人が自分らしさに向き合い、「何が好きか?ときめくか?ワクワクするか?」「何を作るか?」「どうやって作るか?」などをすべて自分で考えないといけない。
その上、美術館は完成させるには、限られた時間の中で、初対面のメンバーと協力しなくてはならないという状況。
これは作るモノが決まっていて、作り方も教えてくれて、顔見知りと数ヶ月で作る「通常の小学校の展覧会」よりも遥かに大変。
「これを作ってね!」と指示されたことをやるよりも、「自由にやっていいよ!」と丸投げされる方が意外に難しい。(というか、数倍は難易度が高くなる…)
工作が好きではない子や、手が進まない子を想定して準備はしていましたが、「実際にどうなるのか?「本当に美術館が完成するのか?」は、正直不安しかなかった。
このスパルタ環境では、美術館を完成するどころか、ほとんどの子が作品を作れない。
工作しないで遊び始めちゃう、材料の取り合いで喧嘩が勃発するなどなど…
超カオスになる可能性は全然あり得るなと……
僕は「校長」という責任とプレッシャーに押しつぶされそうでした。
完全に予想を裏切る子ども達
しかし、子ども達はその予想を完全に裏切ってきた!
僕の想像以上に子ども達の手が進んでいたんです!!
ほとんどの子ども達が「ここにあるモノは何を使ってもいいし、自分がワクワクすることなら何を作っても良いよ!」という声かけだけで、自ら作品をドンドン作っていきました。
例えば、自分の好きなゲームのキャラを工作する子、可愛い絵を大量に創造する女の子、うんこを色んな表現方法で作品にする三兄弟。
実際に座れる椅子を作った子や、完全オリジナルのペットボトルのキャップを飛ばす装置を発明していた子。
楽器を作る子、武器を作る子、みんなで協力して大きなバスケットゴールを作成する子達。
描いた絵にペットボトルを組み合わせて3Dアートにする子や、松ぼっくりで立体的な作品を完成させてた子。紙でなくダンボールや空き箱に恐竜の絵を埋め尽くす子。
ペットボトル、ビンの蓋、ボタンなどを使って、完全なオリジナルアートを何個も制作する子。他の子が作ったカラフルなボールに手を加えて、ポケモンボールに変身させる子。
ダンボールを使って釣り堀を表現する子、ガチャガチャのカプセルとカラフルな紐でキーホルダーを作る子、風船とストローを合体させてオリジナルのキャラクターを生み出していた子などなど…
みんなの創造性が本当に素晴らしい。
一人ひとりの個性が輝くすべての作品が素晴らしい。
みんなが笑顔で工作を進めて、一人ひとりのワクワク、ときめき、楽しい、創造で溢れていく教室を見て、
「子ども達はそもそも自分らしいんだ。」
ということを、改めて強く感じました。
もっと言うと、そんな子ども達が自分らしさ、創造性を失わずに大人になっていって欲しい。
もしかすると、子ども達の個性や表現力を奪ってるのは、子ども達の環境を作ってる周りの大人や学校、社会なのかもしれないと。
みんな違った素敵な個性に評価や順位を付けたり、否定したり、奪ったりするのではなく、子ども達一人ひとりの自分らしさを認め、伸ばし、輝かせ続けられる機会や環境を、これからも作り続けていこうと思いました。
"自分らしさ"が人の役に立つ
作品テーマを決めないことで、こんなにも個性に溢れたアートができたこと(みんなの作るモノ・作り方・大きさ・色使いが違いすぎたし、すべて素敵だったこと)に感動したのに加えて、僕が感じたことは、
「"ルールが存在しなかった"からこそ、子ども達ひとり一人が自分らしさを活かして美術館を完成できた」ということです。
参加してくれた子ども達の中には、普段から工作をしてるであろう子もいれば、工作があまり好きではなさそうな子も、もちろんいました。
しかし、子どもたちは各々の"自分らしさ"を活かして、美術館の完成に貢献していました!
それは作品を作ることだけではなく、自分の工作よりも他の子のサポートをする子や、リーダーシップを発揮してみんなに指示を出してくれる子。
最後に作品を並べるレイアウトで、積極的に椅子や机などを運んでくれるアクティブな子や、レイアウトを綺麗にするための飾りを作ってくれる子。
社交性という個性を活かして美術館の案内人を担当してくれる子や、工作は一番乗り気じゃなかったのに、最後の片付けを誰よりもたくさん手伝ってくれる子など…
今回の『セカイキ小学校』で、たったの2時間だけで、素晴らしい美術館を完成することができたのは、すべての子ども達の存在があってこそ。
途中、少し工作に飽きて遊んでいた子ども達もいましたが、彼らは笑い声で教室の雰囲気を明るくしてくれる存在でした。
可愛い絵を描く子ども達がいたから、迫力のある大きな作品が活きたし、その逆で、迫力が可愛さを引き立たせた。
色をつけない白黒アートを作った子ども達がいたから、彩り豊かな作品がさらに映えた。その逆に、派手でカラフルな色が、無色というシンプルなカッコよさを際立たせた。
みんなが自分らしさが活かし、互いの個性が活かされたからこそ、素晴らしい美術館が完成した。
まさにワンチームで創り上げる唯一無二の子ども美術館になりました!
冗談抜きで、あの場にいた子ども達みんなが最高のアーティストでした!
もっと言うと、たったの2時間(しかも、初対面のメンバー)で美術館を作っちゃうなんて天才でしかない!!
参加してくれた子ども達ひとり一人の"存在"に感謝。
そして、彼らの"自分らしさ"に感激です。
みんな本当にありがとう!!
一番嬉しかったこと
『セカイキ小学校』には「みんなちがってみんないい」という雰囲気が教室中に溢れていました。
大人も子どもも「それ変だね。」「それはおかしい。」なんて、誰ひとりとして言わない。
みんなが"自分らしさ"に向き合い、夢中になり、創造すること没頭していた空間でした!
その結果、普段は捨てられる物(ゴミ)が、子どもたちの個性で溢れた"宝物"に変身したことに心から感動しました。
そして最後には、それらが並んだ美術館という大きな作品をみんなで創り上げられたことが、僕にとって一生忘れられない宝物になりました。
美術館を完成させて、観覧者を驚かせられたことはもちろんですが、工作中に子ども達が"自分らしさ"を思いっきり表現できていたこと、帰りのみんなの"笑顔"がとても輝いていたことが何よりも嬉しかったです!
今回「『セカイキ』で校長をする」という貴重な機会を頂けたことに改めて感謝です。
本番までの準備を手伝ってくれた方々のおかげで無事に開催することができました。
当日に子ども達と美術館を作ってくれた大人チームの皆さん、参加してくれた子ども達のおかげで、一人ひとりの自分らしさを活かした唯一無二の美術館を完成することができました。
本当にありがとうございました!
(※「子どもの個性・才能を見つける方法」を下記に紹介してるので、ご興味ある方はぜひ続きをお読み下さい)
(※セカイキ小学校の様子はこちら↓)
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子どもの個性を見つける方法について
子どもの自分らしさや才能を見つけるのに、すぐ役立つモノをいくつかご紹介👇
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「世界一自分らしい生き方の教室2024」の登壇者3名について
▼八木 仁平さん(著者・自己理解メソッド開発者)のSNS
・自己理解チャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCDHVK-W8XCARucIYu64MJQw
・公式LINE(登録で有料級特典23個もらえる)
http://jikorikai.com/lp-001/
・X(旧Twitter)
https://x.com/yagijimpei
▼四角大輔さん(作家・環境保護アンバサダー)のSNS
・インスタグラム
https://www.instagram.com/daisukeyosumi/
・X(旧Twitter)
https://x.com/DaisukeYosumi
▼川原卓巳さん(プロデューサー・こんまりメソッド仕掛け人)のSNS
・最新情報(公式LINE)
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・インスタグラム
https://www.instagram.com/takumi.kwhr/
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https://x.com/takumikawahara
【登壇者プロフィール】
⚫︎八木 仁平 著者/自己理解メソッド開発者
3ヶ月10STEPでやりたいこと探しを終わらせる「自己理解プログラム」代表。高知県生まれ。早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV。Twitterフォロワー数40,000人超に。自己理解プログラムには全国から問い合わせが殺到している。最終目標は「国語・算数・理科・社会・自己理解」といわれる世界をつくること。共に実現するメンバーを募集中。主な著書に、35万部を突破した『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』、5万部を突破した『世界一やさしい「才能」の見つけ方』がある。
⚫︎四角大輔 作家/森の生活者/環境保護アンバサダー
ニュージーランド湖畔の森でサステナブルな自給自足ライフを営み 、場所・時間・お金に縛られず、 組織や制度に依存しない生き方を構築。レコード会社プロデューサー時代に、 10回のミリオンヒットを記録。Greenpeace JapanとFairtrade Japanの日本人初アンバサダー、 環境省アンバサダーを務める。会員制コミュニティ〈LifestyleDesign. Camp〉主宰。ポッドキャスト〈noiseless world〉ナビゲーター。『超ミニマル・ライフ』『超ミニマル主義』『 人生やらなくていいリスト』『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』『バックパッキング登山大全』 など著書多数。
⚫︎川原卓巳 KonMari/Takumi Inc. CEO・プロデューサー
1984年広島県生口島生まれ。大学卒業後、人材系コンサルティング会社に入社し個人・企業向けのビジネス構築、人材戦略を行う。近藤麻理恵とは学生時代からの友人であり、2013年からは公私ともにパートナーとして彼女のマネジメントと世界展開をプロデュース。2016年にアメリカ移住後、シリコンバレーとハリウッドに拠点を置きながらKonMariのブランド構築とマーケティングを手がけるほか、日本発コンテンツの海外展開もプロデュースしている。近藤の著書『人生がときめく片づけの魔法』シリーズをマネジメントし世界40ヵ国累計1400万部の世界的ベストセラーに。2021年、Netflixにて『Sparking joy with Marie Kondo』のエグゼクティブプロデューサーとして参画し、2022年テレビ界のアカデミー賞と称されるデイタイム・エミー賞を受賞。著書『Be Yourself -自分らしく輝いて人生が変わる教科書-(ダイヤモンド社)』。ハイブリッドサロン『SMALL WORLD』を主宰。川原卓巳プロデュースの学校を創設。