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日本にいるなら知っておきたい、嗜みたい、日本酒のこと。
日本酒
みなさんは、どんなイメージを持ちますか?
敷居が高そう。
クセあって、飲みにくそう。
オジサンが赤提灯で引っ掛けてそう。
ダサない?
など、など。
特に、若い世代にはとっつきづらいかもしれません。
私も、2年前まではそのひとりでした。
そんな日本酒も知れば知るほど奥が深く、ツウな飲み物なんです。
■世界でも珍しい、並行複発酵
米麹と水を放って置いたら、あら不思議。
それが、お酒になったと言うのが日本酒の始まり。
そこで何が起こってたかというと
①お米のデンプンが麹菌の酵素の働きによって、糖になる
真珠のネックレスをハサミでチョキチョキと切る感じ。
ネックレスがデンプンで真珠ひと粒が糖のイメージです。
②糖を原料に酵母菌がアルコールを作る
酵母菌が生きるために、エネルギーを作る過程で副産物として、アルコールができます。
なんと、ありがたい副産物!
この2ステップを同じ釜の中で、微生物がうまーく協力しながら発酵していたんです。
カンタンに言いますが、これって世界を見渡してもスゴイ製造工程。
例えば、同じお酒のワインはもともとふどうに含まれる糖を
皮についた酵母がアルコールに変えているといった「単発酵」というモノ。
すでに、糖が原料に含まれているため一つの過程だけでお酒が作られているのです。
この単一の過程だからこそ、ワインはブドウの品種によっておおよその味がわかります。
ピノ・ノワールとか、シャルドネとかですね。
一方、2段階を踏む日本酒はその複雑な製造工程から
お米の品種だけで味が決まるものではありません。
・米をどれだけ削って米麹を作るか
・麹菌や酵母は何を使うか
などなど、工程ごとに組み合わせは様々に存在するため
同じ酒米の山田錦だったとしても、同じ味にはならないということなんです!
なんて、複雑なの日本酒!
じゃあどうやって選べばよいのさ、
と思いますよね。
私は、難しく考えすぎず
まずは、甘口か辛口かくらいをみて試してみるのがよいと思います。
私もそれほど、日本酒の種類にまで精通しているわけではないので(勉強中…教えてください…)
「自分は辛口のスッキリした飲み口が好き」など、
自分の好みを知って、それをマスターに伝えると自分好みの日本酒をいただけます。
そのために、利き酒師という方がお店にいらっしゃるところも!
日本に住むなら、知ってほしいし味わってほしい日本酒の素晴らしさ。
自分なりにアレンジして
和食でも、フレンチでも、イタリアンでも。
様々なお料理と気軽に楽しんでみるのも、良いかもしれません。
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