アダルトチルドレンの克服方法
アダルトチルドレンを克服する方法はさまざまです。
また、アダルトチルドレンの状態によって対応方法も変わってきます。
ここではタイプ別に対応方法をご紹介します。
アダルトチルドレンのせいで人間関係がうまくいかない
アダルトチルドレンで問題になることの多い人間関係。
これはアダルトチルドレンが感情のコントロールが難しく、相手を察することができなかったり、相手が自分のことを理解できないために、うまく人間関係を築くことができないためです。
また、自ら人間関係を拒むケースもあります。
人間関係の中で自信を失ったり否定的に物事をとらえるために自己防衛として人を遠ざけるためです。
これらの原因は自分像が明確ではなく、また相手を信じることができないためにおこるものです。
アダルトチルドレンは小さいころから自分像を定着させることができず、他者との関係性の中で自分を模索します。
その中で歪んだ価値観やネガティブな捉え方をすると人間関係に問題を抱えます。
相手のことを受け入れることもできず、結局他者を責めたり自分を責めたりしてしまいます。
これを解決するにはまず自分像を明確にし、一般的にどのようなものなのかを知る必要があります。
これは、自分とは違う世界から始めてしまうと不一致が生じてしまうことが多くなってしまいますので、自分に近い人、似た人などから関係性を構築することが近道です。
自分に似た人との関係を築く中で自分像を徐々に明確にしていきましょう。
また、色々な価値観を取り入れていくことも大切です。
偏った見方や考え方をしないようにするためです。
こうすることによって自分像を歪むことなく受け入れることができるようになってきます。そうすると相手のことも理解できるようになり良い人間関係を築く力がついていきます。
アダルトチルドレンのせいで依存的になってしまう
アダルトチルドレンの方は自信がなく自尊心が欠如しているケースが多くあります。
これは幼少期に認められることが少なかったり、否定されることが多いと自我の確立ができず、大人になっても自分が分からない状態になるためです。
結果的に他者の評価や意見に依存してしまいます。
また、自分で決めることもできない状態だと人自体に依存したりすることもあります。
この依存心を治すためには自分を信じる心を育てる必要があります。
自分に自信を持てるようなことを持つことも大切です。
最初は自分の好きなことをやるのが良いでしょうか。
やり続けることで自分に自信が持てるようになり、他者の評価に影響を受けにくくなります。
また、自我を確立するには自分と向き合う必要があります。
自分の生い立ちや考え方、捉え方を知ってそれを受け入れることで自我を確立していく力になります。
相手に頼るのではなく自分で自分を変えていくという姿勢が一番大事です。
また、依存心が強く自分の感情が強い場合にメンヘラになってしまうこともあります。
これは自分の感情をコントロールし、自分と相手にとって何が重要でどうなることが幸せかを考える必要があります。
感情のコントロールには訓練が必要です。
我慢するべき時は我慢し、感情を上手に伝える練習をすることも必要です。
アダルトチルドレンのせいで不安が強い
アダルトチルドレンの方はネガティブな認知を持ってしまいがちです。
これも小さいときに自己防衛の中で不安になる環境が続くと、つい癖でネガティブな考え方をしてしまうようになっていきます。
これを変えるには正しい認知をする必要があります。
自分の認知がどのようなもので歪んでいないかを知り、それを修正することが大切です。
心理療法の中に認知行動療法というものがあります。
認知の歪みを修正するという療法で理論的なものです。
自分の認知の歪みを知りそれを新しい認知に変えていくというものです。
これには専門家の力を借りることも必要かもしれません。
また、自分でできる認知行動療法もあります。
こちらには認知行動療法で使うツールが無料で使えますので一度お試しください。
アダルトチルドレンのせいで家族関係が悪い
アダルトチルドレンの原因は機能不全家族です。
家庭内の環境や関係性が悪いのが原因ということは家族関係がうまくいかないのは当たり前なのかもしれません。
ここで問題になるのは「家族は大切」「家族とは仲良くすべき」という固定概念です。
これは植え付けられた癖のようなものですがそれに気づくことも大切です。
自分を守ることと一般概念は一致しないこともあります。
まずは自分を守ることを優先してもいいと考えてみましょう。
また、家族との関係を拒絶できないという状況もあります。
これもまずは自分を守ることを優先していいと考えてみましょう。
必ずしも家族と仲良くする必要はないのですから。
逆のケースで家族と仲良くしたいけどできないということもあると思います。
これは通常の人間関係と同様に相手と自分のすり合わせが必要になるでしょう。
自分の感情だけでなく相手の感情や考え方を知り、それに理解を示していくことが大切です。
相手にもそうなった理由があるのですから、相手を理解する方法は必ずあるはずです。
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