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下着をつける、エプロンを結ぶ際に肩の前に痛みがあった原因が〇〇にあった人の話
下着をつける、外す、エプロンをつける際に左上腕前面に疼痛を誘発された女性、60代後半のお客様の症例です
下着をつける、外す、エプロンをつける動作を結帯動作と言います
鍼で肩関節周囲筋に対してアプローチ、また経筋でのアプローチ、をしても改善されず再度、聞き取りを行い
結果として
小臀筋のリリース、鍼を行った結果、結帯動作での痛みの改善、可動域が改善されました
以下、考察
姿勢としては
頚椎軽度伸展
胸椎後方変位
腰椎平坦
骨盤後傾位、右へ骨盤回旋
左肩関節:結帯動作にて疼痛誘発(th12あたり)挙上120度にて疼痛誘発
ハムストリングス、臀筋群は可動域制限はないものの、筋出力低下
また聞き取りとして、栄養学、食事では、五十肩で困られている方に多い小麦粉、ソーセージ、アルコールなどは取りすぎなことはなく、排便も良好
睡眠も良好
運動に関しては、ラジオ体操を行なっている
既往歴:甲状腺がん(手術療法、現在は薬物療法(チラージン)にて状態は落ち着いている)
臀筋へのアプローチを行い、改善されていますが今後必要なこととしては筋力の維持と臀筋群、ハムストリングの筋緊張を緩和させて股関節屈筋群の筋力を高めていくアプローチが必要
経筋でのアプローチもやや著効であったが原因が下肢にあった
また、臀筋へのアプローチを行なっていく際にお客さんが
「今から10年前に、右の股関節が寝てる際に痛くなった、それで眠れなくなって起きてしまったことがある」
「今、痛みは全くといってないけど、、、」
とのことでした
もしかすると、こと時から体からのサインはあったのかもしれないと介入をさせていただき感じました
もしも今、結帯動作でお困りの方は、お尻の筋肉をほぐしてみて、動作が変わるかを試してみてください!