2019年12月の記事一覧
じっくり煮る意味・その8
さて、料理の意味について考える記事もそろそろ大詰め。いろいろ話が広がってしまったので、ここで掘り下げたかった問題について、もう一度立ち戻ってみたいと思います。実は3回目を私、こんな風に締めくくっていました。
料理を自分のこととして、捉えているかどうか。これ案外できていない人もいると思うので、続きを考えてみたいと思います。
大人はたくさんの責任を背負っていますが、逃げたくなることってありま
じっくり煮る意味・その7
自宅で仕事をしている人、主婦の人たちは、皆さん1人のお昼ご飯をどうしているのでしょうか?
1人暮らしのとき、私はいつも1人で食べることを前提にしていましたから、ひじき煮などの常備菜をつくり、味噌汁やスープを多く作って同じものをくり返し食べていました。
2人になると、1日のうち1人のご飯と2人のご飯が交互にある場合があります。2人で食べたときに残ったものを食べることもありますが、何もないと
じっくり煮る意味・その6
家事に対して、どう思っているのか。何が大事なことなのか。軽んじていた自分への反省を含めて書くシリーズ第6回です。
前回は、自分が仕事より下だと思っていたことを書きました。
今回は、仕事をしている人が特に必要とする、時短を切り口に書いてみたいと思います。最近、時短に関する記事をいろいろ書いてきたので、思うところがあります。たとえばこんな記事です。
特に毎日必要な食事。家で食べたい、食べ
じっくり煮る意味・その5
前回は、本を書きながら、料理研究家たちの料理に対する真摯な姿勢から学んだ話を書きました。
それに対して、自分がそれまでどうだったのかを今回は書きます。私は、専業主婦の母親に、「勉強しなさい」と言われながら育ちました。「あんたはいいから」という言葉が先につくこともありました。それは、「お手伝いなんかいいから」的な意味です。わが家は割と、子どものお手伝いはさせようという方針の家ではありましたが、