今年のご飯のお供

暦は立秋を過ぎた。
まだ暑いので、夏とひとくくりにさせてもらう。

夏は野菜が旨い。
味が違うと思う。
歳を重ねるほど、
そのおいしさがわかってきた。

某テレビ番組の〇〇ショーで
言われるくらい、
地元は枝豆がうまい。
枝豆も捨てがたいし、
勘で調味料を入れたきゅうりの浅漬けも、
めんどくさいけど美味しくて捨てがたい。

だけどここ最近の私はもっぱらトマトだ。
この前までは値上がりして、
とても買えないと感じていた。
実家の家族が届けてくれた、
畑で実って熟したトマトが忘れられず、
今日ついに食費で買った。

幼い頃は苦手だった。
小学生の頃、
友達のおばあちゃんが塩をかけて出してくれて以来、
好きになった。

テレビで女優さんが
卵と納豆とトマトを合わせて、
大好物だと言っていたのを真似てから、
トマト納豆でご飯をいただくのも、
たまらない。
グルタミン酸と、
タレのだし醤油の旨みのコラボが、
効いているのかも。
難点を挙げると、
切り立て混ぜたてじゃないと、
風味が落ちる気がする。

だけど今年の一番のお気に入りの食べ方は、
トマト納豆じゃない。

トマトとアジシオ、美味しく炊けた白いご飯。
暑い日のご飯は、
私はそれさえあればいい。