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オフィーリアみたいな夢を見た

明け方に、オフィーリアみたいな夢を見た。

わたしは10歳くらいの子供だった。
五月人形みたいな華やかな鎧兜を纏っている。

河原、小石の岸辺。
薄暗い。
宵の口なのか、明け方なのか、わからない。

敵に捕まったらしく、
同じく鎧を纏った武士に囲まれて、
しかし、乱暴はされず、
身の丈くらいの小さな船に乗せられ、
横たわり、川に流される。
それは、武士たちの慈悲らしい。

船には小さな火が灯る。

船は川の中ほどを、
ゆっくりと縁を描き、回る。

水に流されて、これから死ぬんだな…

そう思ったところで、覚めたのか、
夢の続きなのか、曖昧な意識で
こう思った。

水は優しい…

今まで、父も母もいて、立派な家に住んで、
豊かに与えてもらい、教えてもらい、
幸せだった。

しかし、こうして死ぬのなら、
きっと、来世に恩返ししよう。
この生で与えられたことをきっと生かそう。

ありがとう。

こんな夢だった。


youtubeで、ゆるい音楽、見つけました。
ぜひぜひ。


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