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夫婦の不仲が、子供を追い詰めていく…。

こんばんわ、バリ島在住のacoです☺️🏝️

突然ですが先日、こんな出来事がありました。

基本的にいつも仲良しな私と旦那さん。
ですが先日、子供の寝かしつけ前に険悪なムードに。
私たち夫婦はお互い不満が溜まると、無口になり冷戦状態となるタイプ。

そしてその良くない雰囲気を、いち早く察知した息子。

息子は普段から、変顔や変な動きで私たちを笑わそうとするひょうきんな子で、我が家では『お笑い担当』になっていました。

そしてこの時も私と旦那さんそれぞれに声を掛け、面白い行動で笑顔を引き出そうしてくれたのですが…。

そのひょうきんな行動がなんかいつもとは違くて。
シンプルに「笑わせたい!」と思ってやっているのではなく、私たち2人の仲を取り持つために「僕が頑張らないと…!」と思ってやってる様な、そんな感じがしたのです。

正直、すごく反省をしました。

そして、両親の不仲が子供に与える影響について
考え直す良い機会にもなりました。

この記事では、

▼両親の不仲は、子供にどのような影響を与えるのか。
▼子供の成長を妨げないために、親に出来ることとは何か。

についてをお伝えします☺️



1.両親の不仲が子供に与える、さまざまな影響とは?


皆さんには、次のような経験がありますか?

・夫婦喧嘩が絶えない。
・夫婦間でコミュニケーションが取れない。
・笑顔が少ない。
・お互い助け合う気がない。
・食事を一緒にとらない。
・家族全員で出掛けることがない。

夫婦仲が悪いことが原因で、
子供の目の前で上記のような行動をとり続けてしまう。

その結果、子供にどのような影響を
与えてしまうかご存知ですか?

まずはその影響についてを
『行動面』『心理面』の2つの側面から
説明していきます。

1.行動面での変化

内向的になる
周囲とのコミュニケーションを避け、内側にこもりがちになる。

攻撃的になる
友達・兄弟に対して攻撃的な態度を取ったり、物を壊したりする。

不登校になる
学校に行くのが怖くなる。

嘘をつく
現実から目を背けたくなる。

落ち着きがない
集中力が続かず、落ち着きがなくなる。

大人になるのが早い
親の役割を担おうとし、大人びた行動を見せたり、家事を手伝うようになる。


2.心理面での変化

不安感
未来への不安や、自分が愛されていないのではないかという不安を感じる。

孤独感
周囲と心を通わせることが難しくなる。

自己肯定感の低下
自分のことを否定的に考えてしまう。

抑うつ状態
常に憂鬱な気分で、何もやる気が起きない。

攻撃性
周囲に対して攻撃的な感情を抱き、それを態度を表す。

親の喧嘩が絶えず、家庭内の雰囲気が不安定だと
子供は家庭でくつろぐということが出来なくなり、
常に緊張した状態になります。

両親の不仲は出来るだけ避けたいものなので、
子供は両親の仲を取り持とうとしたり、
家族の幸せのために自分に出来ることは何かを考えるようになり、
無意識の内に責任を感じてしまいます。

自分が行動を起こしても両親の仲が改善しないと分かると、
親から愛されていないと感じ、
自分の存在意義を見出すことが出来なくなってしまいます。

両親が不仲な家庭環境で育った子供には、
長期に渡ってその影響が出ることもあります。

3.長期的な影響

対人関係の構築が難しい
他人との信頼関係を築くことが難しく、人間関係で苦労する。

学業成績の低下
不安やストレスから学業に集中できなくなり、成績が下がる。

大人になってからの影響
結婚生活や子育てに困難を感じたり、精神的な病気を患う可能性がある。

幼少期に受けた心の傷というのは、
大人になるにつれて自然と緩和していくなんて
簡単な話ではありません

その傷は大人になっても残り続け、
社会生活に支障をきたしてしまうのです。

また、両親の不仲による子供への影響は
年齢によって症状の出方が変わってきます。

4.子供の年齢による違い

❶幼児期
言葉で表現できないため、泣きやすくなる(夜泣きも増える)

❷学童期
友達とのトラブルが増えたり、学校での成績が落ちたりする。

❸思春期
反抗的な態度を取ったり、非行に走ったりする。


2.子供の成長を妨げないために、親ができることとは?


ここまで、両親の不仲が子供に与える
様々な影響について説明をしてきました。

実際に子供に影響が及んでいる時、
行動面の変化は気付きやすいですが、
心理面の変化は気付きづらいものです。

しかし、子供の変化に気づかず放置してしまうと、
ストレスに耐えきれない子は
精神や身体が壊れていってしまいます。

ここで重要なのは、

◉子供の変化に気づいたら、早急にフォローを行う。

ということです。

この章では、ダメージを受けてしまった子供に対して親がするべき
5つの行動をご紹介します。

1.子供に関心を持つ

子供の様子をよく見る、声を掛ける等。
子供に関心を持つとそれを子供も感じ取り、
「親から愛されている」と感じられるようになります。

2.辛い思いをさせていることを謝る

できれば、夫婦揃って子供に謝るのが理想的です。
喧嘩ばかりしていた両親が「私のために協力している」
ということが分かると、子供は安心することが出来ます。

3.子供の気持ちを発散させる

子供の気持ち・言いたいことを傾聴する、一緒に身体を動かす・遊ぶ等。
ネガティブな気持ちや思いを発散することで心が癒され、
気持ちが前向きになります。

4.子供に長所を伝える

両親の不仲に対し何も出来ない状態が続くと子供は、
「自分には力がない」「何をやってもダメだ」と
自己否定をしたり、消極的になったりします。
子供に長所を伝えることで子供は自分の良さが分かり、
自身を持てるようになります。


まとめ

夫婦仲は子供の成長に
大きな影響を及ぼします。

子供がダメージを受けていることに気づいたら、
まずは子供のケアを第一優先に行いましょう。

また、夫婦での協力が難しい場合には同時に
『カウンセリング』や『夫婦関係の修復』も
行うことが大切です。

私の投稿が少しでも、
ママさん・パパさんの力になれていたら幸いです☺️

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