指の側副靭帯損傷 テーピング
突き指などによる指の側副靭帯 損傷時のテーピングです。
キネシオテープ(クラシック)を用いた”側副靭帯補強テープ”です。
※患部は左人差し指の第二関節の外側の側副靭帯としてテーピングしますが、縦に走行する靭帯ではテープのサイズを変えて同じようにテーピングサポートできます。
①用意するものは
キネシオテープ(クラシック)5㎝幅
補強用:5㎝の長さに切ったテープを3等分します。女性、小児の方は4等分したもで行ってみて下さい(指のサイズに合わせて切ってください)
アンカー:7~10㎝の長さに切ったテープを4等分しその2本を使います。
※テープは成人男性の指に合わせてあります。長さ幅を微調節し貼ってください。
②長さ5㎝のテープを体に近いほうから指先に向かい貼っていきます。この時真ん中1/3が患部の中央に来るようにして30~50%程引っ張りながら貼付します。
③2枚目は下から上に向かって患部を中心に斜めに貼っていきます。
④3枚目は上から下に同じように貼っていきます。
これで靭帯のクロスサポートができました。
体に近い方から遠い方に貼るのは、受傷時に指の基部を支点にテコの作用で靭帯を遠くに引っ張り損傷しているため、
患部には”体から離れていく牽引作用”が働いているため、靭帯の回復条件を考慮すると、体に近い方から引き寄せてくる力(患部に対する長軸の圧迫力)が必要です。
キネシオテーピングの特徴としてテープの基部から停止部を引く作用があるのでこの作用を利用します。
テープがなじみ剥がれなければこれで完了です。
ですが仕事量の多い部位のため剥がれてしまう場合にはアンカーテープを巻きます。
※腫れがひどく圧迫されて痛む場合には無理に巻かないようにしましょう。
動画での説明はこちら!
https://twitter.com/AckeyDesk/status/1265347082316963841?s=20
↑ツイッターの説明動画です。
字幕解説の動画ですので是非見てみて下さい^^
⑤アンカーテープは引っ張らずに指の甲側から包むように貼っていきます。
これで完成です。
ご紹介したテープは完治のためのテープではなく悪化防止のテープです。 医療機関にかかるまでの間にアイシングと併用して行ってみて下さい。
テープかぶれを起こしやすい方、内出血による腫れが強く圧迫による痛みなどが出てしまう場合にはまずアイシングをして腫れを引かせることが重要になってきます。無理なく行ってみて下さい^^
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