自分はコース学習者としては良き学習者ではなく、悪玉の学習者である
何がコースを難しくさせているのか?
コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学ぼうとするとき、誰もがその教えの難解さにぶつかるといえます。
では、何がコースを難しくさせているのでしょう?
そのことついて、ワプニック博士はこう述べています。
「コースが教えている内容が難しいのではない」と。
そうではなく、
「私たちの無意識の領域で突き動かしている自我の精神力動による真理への抵抗がコースの学びを難しいものにしている」
とワプニック博士は教えてくれています。
つまり、私たちの誰もが、まるでプログラミングされているかのように真理に対して防衛しようとする心の習性が無意識の領域で働いているということです。
それゆえに、コースを学ぶ、コースを理解する、コースを実践するということに抵抗が生じることになり、それがコースの学びを難しくさせているということです。
コースという霊性の道を歩んでいくにあたって、私たちはそういうことについて理解しておく必要があるといえます。
なにせ、自分たちの無意識に隠されている抵抗(防衛/障壁)を自覚/認識しないかぎり、その取り消し(訂正)はなされることはないわけで、私たちは自我の精神力動にただ無自覚に突き動かされていくことになるからです。
そして、そういうことについて学んでいくのがコースの学びであるといえましょう。
ようするに、私たちはコースの三部作を通して、そのことについて学んでいく、そして理解していくことが求められているということです。
ただし、私たちの内側では「コースを学ぶ」「コースを理解する」ということに対して無意識的に防衛機制(自我の力動)が働くので、この学びはそう容易くはないといえます。
とはいえ、そういうことをわきまえておくならば、コース学習を進めていく上ではとても有益だといえます。
そのことについて、ワプニック博士も以下のように述べているのを知っておくと良いでしょう。
”自分はコース学習者としては良き学習者ではなく、むしろ自分はコースに対して抵抗している悪玉の学習者である、としてコースを学んでいったほうが、あなたのコースの学びはよりスムーズなものになるでしょう。”