ラクに楽しくコースを学んでいくことはできるのでしょうか？

コースを学び、実践していくと分かること

ラクに楽しくコース（ACIM／奇跡のコース／奇跡講座）を学んでいくことはできるのでしょうか？

というなら、残念ながらその答えは、NOです。

コースが教えていることがよく分かっていないうちは、（コースの学びがまだ浅い段階においては、）コースは聖霊の愛や光に包まれながら気楽に学んでいける、そして簡単にラクに目覚めることができる、といった期待を抱きがちです。

でも、コースが教えていることが理解できるようになって分かってくるのは、それらすべてが浅はかな自我の考えでしかないということです。

コースはそんな容易く学んでいけるような霊性の道ではないということです。

実際は、コースにかぎらず、一元論のスピリチュアリティ（霊性の道）というものはそういうものです。

つまり、この道を歩んでいくには地道な学びと訓練を要しますし、そのためには多大な意欲と努力を要するということです。

ときどき、「コースはラクに楽しく学んでいける」といったことを謳っているコース・ティーチャーやコース学習者もおられたりもしますが、それはコースとはどんな道なのか？を理解していないからこそ、そう言えるのだということです。

コースの教えを真に理解していくならば、けっしてそんなことは言えないと分かるものです。

コースが教えていることについて深く理解するようになるなら、むしろ、この道は誰もが歩むようなスピリチュアリティではないということに納得するようになるでしょう。

つまり、コースは万人のためのスピリチュアリティ（霊性の道）ではないということです。

コースの第一人者であるワプニック博士も、このコースについて「このコースはラディカル（過激な・急進的な・革新的な）な霊性の道」という言い方をしているくらいです。

なにせ、この世も、この肉体も、死をも超えていくような霊性の道なわけですから。

とにもかくも、「ラクに、楽しくコースを学びましょう」というようなノリでは、けっしてコースは学べないということです。