出偶えた事を慶ぶ
人間は産まれたら必ず亡くなっていきます。諸行無常、同じ形で残り続けるものはありません。
最近も、知り合い、身内、自分のヒーローあらゆる人が亡くなったニュースが入ってきます。
その度に自分の無力さ、悲しみ、切なさなどで気持ちが落ち込んで行きます。
自分の先生が昔「別れた事を悲しむより、出偶えた事を慶びましょう」と言ってくれた。
それ以来、自分も葬儀を勤める時には必ず話しております。
別れは突然で、感情的なものがたくさん襲いかかって来て今までの全てが終わってしまったかのように錯覚します。
しかし、沢山の時間と関係、絆、そう言ったものが二人の間には沢山あるはずです。
それを慶ぶと言う事なのです。
それに、出偶えたと言う事は簡単な事ではありません。自分がこの世の中に生まれてくる事がまず奇跡に近いのです。
ご先祖が何百人もいる中で、もし一人先祖様がいないだけでもこの世に自分は自分として生まれて来ないのです。
そんな自分が、これまた奇跡的に生まれて来た相手と出遇う事もまたものすごいことなのです。
ですからそのご縁を慶ぶという事は、悲しむより大切な事なのだと思います。
たくさん慶びましょう。
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