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【人生のほんの1日】20231108 artbiotop那須 最後の宿泊
【artbiotop 那須 一時クローズ前 最後の宿泊】
前進の二期倶楽部時代から、春と秋の繁忙期明けの慰労リフレッシュの定宿で宿泊させていただいていた素敵なホテル、artbiotopさんから、9月某日「リブランディングのために11月26日をもって一時クローズする」とのお手紙をいただきました。
経営母体が変わってのリブランディングなので、再開後は、ホテルの哲学自体が大きく変わってしまうことも考えられるので、クローズ前にぜひもう一度泊まりたいと思い、いつものようにホテルの公式サイトからオンライン予約をしようと思いましたら、なんと!早々にクローズ日まで予約満杯になっていて予約できず😅
もしかしたらと思い、ダメ元でホテルにお電話したら、キャンセルが出たらご連絡くださることになり、数日後、運良く空きが出て、クローズ前に最後の宿泊が叶いました。
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例年だといつも紅葉に間に合わず、落葉後の冬枯れ景色なのですが、今年は暖かかったせいか紅葉のラストにギリギリ間に合いました。
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これまでお世話になったスタッフのみなさんに(そして、タイミングもよくオーナーの北山ひとみさんにも)ご挨拶もでき、嬉しかったです。
いつものように、ステキなロビーでウェルカムのシャンパンとスイーツのハイティータイムを過ごさせていただき、まずはロングドライブ疲れを少し癒やしました。
既に夕方の日差しになっていたので、さっそく準備をして隣接する石上純也さん設計の「水庭」を散策。
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ついでに今回は最後の記念に水庭隣接のartbiotop レジデンス棟ロビーにあるアップライトピアノを弾かせていただいて動画も撮ろうと楽譜も持参しました。
が、なんと!クローズ後の改修に向けてピアノがすでに撤収されていて、残念ながら最後の演奏は叶いませんでした。昨年弾いておけばよかった〜😅
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落葉期、誰もいない水庭の夕刻は、どこを見てもとても詩的な景色が広がり、私的にはここで過ごすひとときは、人生の中でもかけがえのないカタルシスの時間でした。
スタッフの方にお伺いしたところ、水庭も、私がいつも泊まっているartbiotop スイートヴィラも、よりカジュアルに宿泊できるartbiotop レジデンスも、2023年11月でいったんクローズし、建築のインテリアリノベーションなどを行って、2024年春から、(別会社の経営により)営業を再開するそうです。
完全クローズではなく、ホテル自体は存続するのはうれしくもあるのですが、なんというか、「身体は同じだけど別人格になってしまう」ような感じというのでしょうか。
二期倶楽部時代から、そのフィロソフィーとそれが体現された空間に共感して通い続けたホテルなので、単純に建物や空間が継続すればよいという問題ではなく、なんだか複雑な心境ではありますね。
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今日は、せっかくなので旬のうちにたくさん着ちゃおうと思っているcomme des garçons homme plus の前面フェイクファーのハーパンとラメ入りのウール縮絨のジャケットのコーデででかけました。
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自分大好きみたいな写真になってしまいましたが、せっかくなので最後の宿泊の記念写真として残しておきたいと思います。
意外と水庭の景色の中でも服装も浮かないで、それなりに絵になってよかったとホッとする50代前半の私でした😅
ディナーも素晴らしかったですが、記事が長くなってしまうのでこのへんで。
お食事その他はまた別記事で書きますね😊✨
【今日のピアノ練習覚え書き】
【ウォーミングアップ】
ソから始まる11種のアルペジオ
ツェルニー 30番 25、26番
【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】
この2曲は2023年内に一応の仕上げまで持っていきたいと思っていて、2曲とも時間を割いて丁寧に練習しました。
【ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲】
第18〜32変奏を弾きました。
【ショパン バラード第2番 op.38】
この曲もこれまであまり手が付けられなかったので、本腰入れなきゃなと思い、
今日はじっくり譜面をよく見ながらゆっくり最後まで通しました。
【スクリャービン エチュードop.2-1】
観客的にどのように聴こえるかも確認したくて、録画してみました。
【新曲の小品3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】
モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。
ほぼ弾けるようになってきているので、超絶ゆっくり弾きながら音色などを確かめつつ、暗譜も進めています。
ドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」は、2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。
この曲も未完成ながら、スクリャービン→モンポウからの流れでプログラムとして弾いてもまとまりある感じにしたいと思っています。
単体で弾くというよりは、このセットでひとつの世界観を作りたいので、進捗としては順調かなと思います。
この曲は技術的に難しいということはありませんが、輪郭をぼかしたような雰囲気の中に、平坦にならずにいろんなシーンや像を描き出せるかが肝心なところで、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても繊細な味付けが必要で難しいと思います。
前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。
決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。
ファリァの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私がコンクール1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。
本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。
この曲も練習と同時に暗譜を進めていて、1小節ずつ細かく練習しています。
【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】
間違えない、止まらないように3&4番の通しを数回やりました。
【ドビュッシー 版画より「塔」】
次の舞台プログラムは
「塔」+「スクリャービン op.2-1」なので
このセットで仮本番通しをしました。
【初見練習 バッハ ジロティ編 管弦楽組曲第3番ニ長調より エア(G線上のアリア)】
私が所有している楽譜の中でも最も高かったもののひとつです😅
アレクサンダー・ジロティによる、バッハやリスト、ラフマニノフなど50曲以上のトランスクリプションや校訂・アレンジ集ですが、まだ見開き2ページのJSバッハ 鍵盤小品集より プレリュード ロ短調BWV855a しか弾いていませんでした。
宝の持ち腐れでたいへん勿体ないので、ちょいちょい弾いてみることにしました。
今日はかの有名な「G線上のアリア」を。