【大人から習い始めたピアノ】20230827 動画収録と集中力とポモドーロテクニック
今日から、コンクールの一次予選の動画提出の準備で、動画収録練習を始めました。
本収録までまだまだ磨いていきますが、まずは収録時のメンタルシュミレーションと、動画を客観的に見て、意図した通りに聴こえない箇所を修正して完成形にしてるいくのがこの練習の主な目的です。
で、趣味でピアノを弾かれているみなさん、動画の収録や発表会の直前って演奏曲を超集中して弾き切る練習をすると思いますが、長い時間続けて繰り返し収録とかしていても、やればやるほど失敗できないプレッシャーが増して演奏のクオリティが逆に下がったり、集中できなくなったりしませんか?
今日は私が動画収録や本番前に、集中力を保ちながらクオリティアップの追い込みをするときに使っている方法について書きたいと思います。
ポモドーロテクニックという、30分単位で25分のタスクと5分の休憩を繰り返す作業テクニックを応用したものです。
人間が集中力を高く保てるのは30分程度という点に着目した方法で、高い集中度が要求されるピアノ演奏動画の収録にもオススメの方法です。
これは作家のフランチェスコ・シリロによって考案されたもので、「ポモドーロ」という名前は彼が学生時代に愛用していたトマト(ポモドーロ)型のキッチンタイマーにちなんでつけられたそう。
その方法論は、取り組むべきタスクを短い時間単位に分割し、5分間の休憩を挟みながら処理していくだけ、というシンプルなもの。時間をかけずに集中状態に入るための訓練にもなり、続けていけば注意力や集中力も強化されます。
このポモドーロテクニックは、仕事の生産性を高めるテクニックとしても多くの本で紹介されていますよね。私はdaigoさんの著作などいくつかの本で知りましたが、仕事にもピアノにもとても効果的に使える方法で、気に入っています。
とても読みやすいdaigoさんの著作「自分を操る超集中力」ではピアノや仕事をはじめとする様々な場面に応用できそうな、集中力を高く維持する方法が、たくさん紹介されていて、私も多いに参考にさせていただいています😊
私のピアノ動画収録におけるポモドーロテクニックの運用としては、25分の間に、まず1回本気で演奏曲を通して録画し、すぐにその動画をチェックして修正箇所を定めて、残り時間を最大限に使って集中して精密な部分練習をします。
で、はじめてから25分経過したらどんなに途中でも即座にやめて5分間は瞑想したり、ストレッチしたり、コーヒーを飲んだりして休憩します。
5分の休憩後に、また25分間かけて、前サイクルでの修正箇所を意識した本気の通し演奏収録→動画チェック→精密部分練習→5分の休憩、というセットを繰り返す、といった感じです。
今日は午後の2時間を使って4サイクル回し、ドビュッシーの「グラナダの夕べ」を撮ってみました。
先週中に表現を大きく変えた箇所がたくさんあり、まだぎこちない所があったり、間違えたりもしていますが、今日のポモドーロ集中練習でかなり修正箇所の表現も定着してきました。
引き続き、コンクール本番に向けて頑張ります!
その他、今日の日記。
いつも通り5時半起床。小さじ1杯のチャコールを溶いた水を飲んで朝イチのクレンズと10分間の瞑想をしてピアノ朝練。
7:00 開店を待って休日の朝食定番、ご近所スタバでドリップコーヒーのベンティサイズを。
午前は午後に収録予定の「グラナダの夕べ」以外の楽曲練習。
ランチは、ピアノの先生にいただいた「クマちゃん」食パンがあったので、オープンサンドにして美味しくいただきました。
午後は、まず冒頭にドビュッシー「グラナダの夕べ」の収録。
その後、近所の母のマンションに行って、しばしお茶とおしゃべりのお相手。
そしてその足でジムに行って水泳とサウナでリフレッシュしました。
【今日のピアノ練習覚え書き】
ウォーミングアップ
左右に開いて閉じるスケール #0〜4個の長短8調
ツェルニー 30番-15、16
初見練習
【ショパン ノクターン op.27-12】
久しぶりにショパンの曲を弾いてみました。この曲は私が想像していたよりは意外や意外に読みやすく感じられ、6パージある曲ですが最後まで読めました。
【ドビュッシー グラナダの夕べ】
記事冒頭の通り、収録練習。
グラナダの夕べは、最近、福間洸太郎さんによるギターを模したような表現や特徴的な歯切れのよいハバネラのリズムの刻み方が気になっていて、参考によく聴いています。
【スクリャービン エチュードop.2-1】
コンクールの2次で弾く予定。暗譜で本気通しを数回。2次では小品3曲弾く予定なので、その演奏順での全曲通しも。
【コンクールの新曲2曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」】
今まで二次で弾く新曲は明かしていなかったのですが、note開始1周年記念も兼ねて明かしちゃいます。
前出のスクリャービンをメインに、大人っぽく、多彩で、かつまとまりのあるプログラムにしたくて熟慮して選曲しました。
モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。
ドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。
前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。
決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。
【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】
3番の暗譜通しと、4番はゆっくりメトロノームで苦手箇所も含めて全体のテンポ感を整える練習。暗譜が難しかった中間部も覚えられていない範囲が狭まってきて、徐々に弾けるようになってきている手応えを感じています。
【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】
ファンキーはあくまで自分比で結構弾けるようになってきたので、ゆっくり間違えないように練習
ボレロは、超絶ゆっくりのテンポで間違えないように通す練習。
【ベートーヴェン
創作主題による32の変奏曲】
今日は第19変奏から第32変奏を練習しました。