あの日のごちそうさまに救われて、カレー屋を始めることになりました。
前職を新卒入社後たった3ヶ月で退職した2019年7月から1年半。
「スパイスカレー」の本をコンビニで手に取ってから、僕の人生は急展開しています。近頃は「カレー作ってるよね」と声をかけられることも増え、昔の同級生が尋ねてくれるまでになりました。
PORTOが僕のやくどころになりました。
2020年2月からは、学生時代から通っていたソーシャルバーPORTOで月一店長として立たせていただきました。京橋での出張PORTOや、周年イベントでは、カレー王子としての「やくどころ」を作っていただき、自分が大好きなスパイスカレーを振る舞ってきました。
学生の頃にPORTOと出会い、卒業後も月一程度で「場にいる人」だった僕が、スパイスカレーを通して「場に立つ人」になりました。PORTOがなかった今の自分はない(おそらく会社も辞めてない)くらい、感謝の気持ちでいっぱいです。たくみさん、キャンさん、店長の方々、そしていつもPORTOに足を運んでくださる方々、本当にありがとうございます。
カレーを振舞うプロセスに感動して、カレーの教室を始めました
カレーを作っている中で、カレーを振舞うことで自分らしさが抱きしめられることを感じた僕は、自分だけのオリジナルカレーをつくる教室「アパナマサラ」を始めました。
「絵を描く、音を奏でるように、スパイスを選ぶ」
自分が伝えたいメッセージをカレーに落とし込んで口にしてもらう。絵や音楽のような表現活動を、スパイスカレーで体現して受容してもらうことをコンセプトに、オンラインで開催しています。
アパナマサラの講座最後のお披露目会では、みなさんの大事な方々をご招待し、それぞれの「アパナマサラ」を振る舞っていただきました。
食べた方々からの「ごちそうさま」に恥ずかしがりながらも、ほっこり嬉しそうな顔をみた僕は、スパイスカレーの魅力を再確認しています。ご参加いただいた方々、お披露目会にきていただいた方々、本当にありがとうございました。
品川浦で、スパイスカレー屋を始めます
「ソーシャルバーPORTO」と「アパナマサラ」の二足の草鞋を履いていた僕は、この度品川でスパイスカレー屋をランチタイムで始めることになりました。
毎週水・木・日曜日の11:00~16:00(14:00以降はカフェタイム)で営業します。
SHINAGAWA 1930
築90年の木造建築群をリノベーションし、「コミュニティ拠点」を目指す複合施設「SHINAGAWA 1930」の一角にPORTOが入ることになりました。
夜は日替わりの店長の立つソーシャルカフェ。昼間は「PORTO with アパナマサラ」スパイスカレー屋に変身します。
お店のテーマは、「人が交わり、心身が緩む」
スパイスカレーは身体のめぐりを促してくれるような「緩む」食べ物です。日々仕事における緊張の合間に緩む。サウナの水風呂後の外気浴のような、次の緊張に向けて心を緩ませられるようなお店作りをしていきます。(近くには気持ちのいいサウナ付き銭湯もあります)
品川浦にぴったりな「港のカレー」をご用意しました
スパイスカレーは、ポークビンダルカレーをご用意しています。
豚肉をマリネするポルトガル料理が、大航海時代にインドのゴア地方に渡り、スパイスと出会うことによってできたと言われる、酸味のあるスパイスカレーです。「港町のような場所を作りたい」というPORTOと、かつて東海道五十三次の最初の宿場として栄えた品川宿にぴったりのスパイスカレーです。
14:00以降はカフェタイムとして営業します。PORTO特製ブレンドのドリップコーヒーや、フランスのアイス「ヌガーグラッセ」をご用意しています。
店内の飲食だけではなく、テイクアウトもご用意しています。
飲食店を開くには、これほどない逆風が吹く状況ではありますが、その中でも自分が創り出せるものを、心を込めて提供していきたいと思います。
お仕事の合間の休憩や、ご自宅でのランチとして、ぜひお越しください。
詳細
・営業日
毎週水・日 11:30-16:00(15:30L.O.)
*貸し切り営業の日もあります。詳しくはインスタにて。
・所在
東京都品川区北品川1-21-10(ここからmapに飛べます)
「PORTO」の青い看板のところが入り口です!
・アクセス
京急線「品川駅」から徒歩10分、「北品川駅」から徒歩4分
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