脱・怠惰生活 ー19日目ー|プロ意識を持つこと
私は高校時代、青春のすべてを部活動に捧げたといえるほど、部活動というものに真剣に向き合って3年間を過ごしました。
特に2年の夏休みは、毎日が1日練だったのにもかかわらず、週に1度の貴重なオフの日でさえ学校へ向かい、練習をしていたほどでした。
その甲斐あってか、2年の終わりには念願だった全国大会にも出場し、2年以上が経った今もその経験はかけがえのない思い出となっています。
なぜあの時、あそこまで夢中で取り組めたのか。今考えると、「友達でありライバルである仲間の存在」や「単純に楽しかったから」などが挙げられます。
それらは確かに自分の大きなモチベーションになっていました。しかし、決してそれだけで続けてこれたわけではありません。
あの頃、練習に取り組む際の私の心には、常に自分なりのプロ意識がありました。
学校や県の名前を背負う一人の選手として、「ちゃんとしなければ」という責任感が常に付きまとい、日々の練習も簡単には妥協できない状態でした。
そのプロ意識があったからこそ、怠け癖のある私でもあそこまで真剣に取り組むことができたのだと思います。
そこで「当時の練習への取り組み」と「今の簿記の勉強への取り組み」を比較したとき、今の私にはそのプロ意識が全くないなと感じました。
もちろん、私は簿記のプロフェショナルでもありませんし、何か結果を残したわけでもありません。
しかし、プロ意識を持つことで、自然とその物事に対する「誇り」や「自信」が生まれ、結果としてそれがモチベーションにつながります。
プロ意識を持つことで得られるメリットは非常に大きいのです。
たとえ自分にプロ意識や自信がなかったとしても、私にはあると思い込むことが、物事に取り組むうえでとても大事なことなのではないかと思っています。
そこでこれからは、「簿記1級」という、決して簡単ではない目標を達成するためにも、常に自分なりのプロ意識をもって勉強に取り組んでいきたいと思います。