終了するらしいからゲームアツマールの思い出を語る

この記事は、クソデカ感情マシマシな、アツマールへの愚痴多めの記事となります。アツマール好きな人には不愉快かもしれないのでご注意ください。

ゲームアツマール、旧名RPGアツマールとはニコニコ動画のサービスである。

主にRPGツクール製のゲームをアップすることが出来、ユーザーはブラウザでゲームを遊ぶことが出来る。
この度、2023年6月28日にサービス終了することが発表された。


そこは、わたしにとってゲーム開発を志したはじまりの地。
2016年の暮れ、アツマールが開始したその年から投稿し、共に歩み、投稿者のみんなと楽しく交流し、賞に応募して、磨き合い、競い、あんなことが~あったね~と~♪

そして、2018年の9月にわたしはニコニコアカウントを消した
もう消した。きれいさっぱり消した。アツマールに投稿していたゲームはふりーむに移して消した。ニコ垢自体消したから、ニコ動そのものにもう来られない。それでも良いと全部を消した。


いったいなぜそうなったのか…………この機会に懐古していきたいと思う。


アツマールでの良い思い出

ニコ垢を消す勢いだなんて、どうしてそんなに嫌いになってしまったの?

これを語るのにはまず、良い思い出から語らなければなるまい。
そう、愛が深ければ憎しみも深まるもの。最初はすごく好きだった。だって、わたしを見つけてくれたのだから!!


自作ゲームフェスMVの受賞

ニコニコ動画ではアツマール以前より、自作ゲームフェスというフリーゲームコンテストをやっていて、部門賞や大賞を取ると賞金やメディアミックスのチャンスがあるという、画期的な賞でした。

個人で作ったゲームに賞金が出て、あまつさえ漫画や小説という商品になるかもしれない、というのは当時考えられないことで、浪漫がありました。
実際、この賞をキッカケに数々のゲームがメディアミックスされ、人気を博し、世はフリーホラーゲーム大ブーム時代。
Ibに感化されてゲームを作っていたわたしも勿論申し込みました。


そして、ゲームアツマール発足時に開催された自作ゲームフェスMVにて、賞金が出る大きな賞をもらいました。
(今見たら、受賞者発表ページは消えてました。そっか…)

何故ゲーム制作にのめり込んで行ったのか、といえばやはり自作ゲームフェスで受賞したことが大きく……
自分が面白いと思っていたことが、どうにも人に伝わらない思いを長年していましたけど、それがやっと報われたと感じました。
そう、やっと見つけてくれたんだ、と思ったのです。
表現手段としてRPGツクールによるADVを選んでいたわたしだったけど、この受賞からゲームというものに向き合い始めたような気がします。

ゲームアツマールと連動したコンテストで大きな賞をもらったからには、アツマールで大きく活動していこうと思いました…………この時は。


ホラーゲームトリビュートの一体感

仲間との交流と作品への切磋琢磨、それが一番最高潮に達したのが2017年のホラーゲームトリビュートでした。
自作ゲームMV受賞者からフリゲ作者を募り、アツマール運営が設定したプランをこなすことで作者のレベルを上げ、最終的には夏の終わりに1つずつゲームを作り上げる、を目的にしたこの企画。


わたしは抽選で『取材費をアツマール運営が出す』というふとっぱらな特典に当たり、香港に行って『触手を売る店』(フリゲ版)を作りました。


そしてこのホラーゲームトリビュートは大成功し、あの名作『キミガシネ』を生み出したのです!

面白い作品を作ろう!と日々切磋琢磨し互いの作品を評価し合い、課題をこなす日々は楽しくて、結果、傑作の登場に場は湧き、歓喜に咲き大いに盛り上がりました。



アツマールでのアレレな思い出

いやぁ……思い返せば……部門賞とって10万円もらって
ホラゲトリビュートの取材費も出してもらって
めちゃくちゃ良くしてもらいましたね。

その上、この後は案件などをふってもらい、仕事としてゲームを作ってね、複数人でゲームをつくる経験をさせてもらって、団体行動への苦手意識も薄れましたし、今まで無料でゲームを作っていたから、ああ、ゲーム制作というのはお金に出来るんだな、って思って、今のアプリゲームリリースを志すきっかけも与えてくれました。

投稿者との交流は本当に楽しかったし、オフ会も色々やってくれて青春って感じでした。
今までありがとう!!アツマール!!

それでは、終われないわけがある。
聴いてください、最初のきっかけは……


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