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2024年の振り返りと2025年の抱負
pixivFANBOXを辞めた。
文字を綴るのは好きなのだが、パトロンシステムとなると筆が硬くなってなんとも詰まらない文体になってしまっていたし、触手を売る店を開発し終えてからは実験的な開発が続いて絵的に映えるものが出てくるまで時間がかかる状況になった。なにより仕事が深まって忙しくなりっぱなしだったのでサッパリと閉じた。
と、いうわけでpixivFANBOXでやっていたようなゲーム開発活動の諸々もnoteに集約することにした。noteは今までなんか思想的なこととかをメインで書いていたけれど、今年からは具体的な活動も記されていくと思います。
長文書いて人に見せたくなったらnoteを更新。この方針で行きます、よろしくお願いします😘
今更ながら2024年の振り返り
で、せっかくなので松も取れた時分だけども去年を振り返ってみようと考えた。
去年は色々と新しいことを始めた年で例えば登山。登山グレーディングを公表している程度の山岳有する県に住んでるんだしと、県内の山をえっちらおっちら登っている。
まずは1時間以内で登山口へたどり着ける低山を、と思って行ってみたらたかが200mでもう疲れ果てた。アルプス周辺は1000mがごろごろしてるのにその5分の1でこの体たらくである。
同時にたかが200mであろうと、高所からの景色は素晴らしい。地元の知らぬお山の神社や寺を訪ねるのもまたいとをかし。登山のきっかけのひとつが、京極堂最新作『鵼の碑』を読んだら日光の山岳信仰がモチーフだったので、日光の山登ってみたいな、であるからして2025年はそろそろ日光に挑戦したいところである。
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そんなわけで読書し続けていて、2024年の正月は芥川龍之介『紀行文集』を読んでいた。2023年に京極堂の最新作を読んだ影響でミステリブームも来て、アガサ・クリスティなどの古典も読み。新本格をそういえばあまり読んでなくない?と思って『十角館の殺人』や『殺戮に至る病』を読んだ。2024年後半にはハヤカワのKindleセールに沼って伊藤計劃を履修、12月には『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を楽しんだ。
小説だけではなく技術書も読んだが、変わったのはコミュニケーション系の本も読むようになったことで『アジャイル・サムライ』『team geek』のような技術畑はもちろんのこと『人を動かす』みたいな古典も読んだ。
久しぶりに小説を読み、新しい分野の本も読み、子供の頃に心地よさを覚えた文字の海に浸かって初心を取り戻した。
個人ゲーム開発の状況
1年前、作り始めていたロンドン・ゴシックなゲームを凍結させて暇を持て余していた。これからどうやって余暇を過ごそうかと2024年の正月、芥川龍之介紀行文集の内にある『上海行記』を読んでいたら頭の中にバラバラとあったアイデアのピースが繋がって、新しいゲームの構想が立ち上がった。
今まで欧米から来るロック文化を日本のみんなに伝えるべく創作をしていたが、steamでは本場の欧米人が自分たちの文化としてそういうものを題材にゲームを作り、翻訳されて日本に来ている。
ならば今度はわたしが東洋人として自分たちの文化を題材にゲームを作って行った方が良いのでは?と考えた。
マップとアニメをunityに取り込んで動けるようにした
— Achamoth🦋 (@Achamoth_cr) March 3, 2024
唐代ぐらいの中世中国の荒野イメージ⛰#gamedev #madewithunity pic.twitter.com/ukzhhWKo5H
そうして作り始めたのが戦場で死んだ兵士をキョンシーにして故郷へ送り返す道士のゲームだった。
自分たちの文化を……とか言っといて舞台は中国やないか〜い!って感じだが、触手を売る店でや都市を舞台にしたアジアン・ゴシックをやったから今度は内陸部を舞台にした荒野のアジアン・ゴシックもやりたくなったのだった。
Unityエンジニアが本職となった今、プログラマーとしての研鑽も積みたかった。触手を売る店は仕組みとしては単純な放置育成とノベルゲームの組み合わせで、開発に難しいところはなかった。
次は独自のアイデアを形にしてやり切る、プログラマーとしての腕力も鍛えられるものに挑戦しようと考えた。
そこで、ゲームメカニクスはローグライク……まぁローグライトぐらいのものかもしれないが……を基盤としたものにして、それをイチから自分で積み上げることにした。
……ら、なんと難しいのか。時には3ヶ月積んだコードを全て捨ててやり直す、そんなこともあった。
また、仕事も忙しくなるし新しく登山趣味を始めるし本を読むのが楽しいしで、すっかり作業は土日だけになった。
これは長期戦になるな……まぁ触手を売る店も3年かかったしな……と、また長くプロジェクトと付き合う覚悟を決めた。
良い加減、時には1年以内で作れるものをパパッと作ってさっくりリリースしたらどうなのか?そういうワンアイディアが降ってきたらな〜!
2025年の行方
仕事をじっくり進めつつ、余暇で登山やキョンシーの開発を……そう考えているが問題が2つほど発生した。
一つは前々から顕在化していて、昨今のスマートフォン向けアプリゲームの開発・維持の難化である。個人でアプリゲームを維持し続けるのはなかなか手間がかかるようになり、このまま次のリジェクトが走ったら触手を売る店をストアに置き続けることが難しくなるかもしれない。
そこで、触手を売る店をなんとかしてsteamでも公開できないかと考えた。広告は排除して代わりに幾許かの値段で売り、パソコンでも遊べるようにしておくのだ。アプリゲームの維持が崩壊してもなんとか、別の形で遊び続けられるようにしたいと思った。
そんなわけで2025年の正月から触手を売る店steam行き計画を思案中である。
もう一つは個人的なことで、正月明けにやってきた健康診断の結果がすこぶる悪かった。
言ってしまえば糖尿病の入り口に立っており、生活改善をしなければ投薬も近いという感じで、これには大変な衝撃を受けた。
望月さんのようなドカ食いもしてないし、男子大学生みたいな自堕落な食生活もしていない。それなのに……訪れるのか……
これはもう、リモートワークにかこつけて運動をあんまりしなかった自分の責任である。これからはもっともっと運動をし、食べるものも節制していかなければならない。
酒も……控えて……
酒…………
酒を…………酒っ!!!!酒ェ……あああーーーーーーー!!!
と、本当にショックで立ち直れない。思えば食はわたしにとって本当に大切なものであった。それを安心して食べられるようにする戦いを始めないといけない。
と、いうわけで運動に真面目に取り組むし、触手を売る店移植計画を本気で行えば2つの開発ラインになるわけで、その分新作の開発がゆっくりになるかも。
開発は気の赴くままゆっくり取り組んで行こうと思っているので見守っててね。