【アドカレ】ITパスポート一発合格したから記録を綴る【UGDG 2022】
ITパスポートを取ろうと思った。
今まで『自分の作りたいゲームが作れればそれでいいや〜』という気持ちで勉強していたが、ちょっとそれでは立ち行かない事情が出来た。
とはいえ『プログラマーとしての一般常識』を学ぼうにもどうしたら良いのかわからない。そもそもプログラマーの一般常識ってなんだよ。
悩みすぎてついにパソコン教室に行こうかとも思ったが、Unityギルドの皆さんに、教室に行くぐらいならITパスポートの参考書を読んだ方が良い、と言われ資格の存在を知ったのである。
ITパスポートってなに
だ、そうでIT業界のみならず、ITを利用するすべての社会人に取得してほしい資格のようだ。
その為難易度は低く、受験者のうち50%が合格している。
CBT方式という、専用会場でパソコンで受けるテスト方式をとり、60%の正答で合格できる。IT業界で仕事にしているプログラマーならノー勉強で取得できるとか。
それはつまり、プログラマーとして生活する中で身につくものが詰まっているということでは?
目的にぴったりだし、それで参考書を読むんだったら、せっかくなら資格に合格したい!
かくして10月末、年内合格を目指して勉強がはじまった。
ITパスポート取得に向けてやったこと
まずは参考書の購入……いろいろあって迷ったけど、Unityギルドの方々のススメもあってキタミ式を購入。
可愛いイラストでわかりやすい図解、親しみやすい言葉で記述されてて初心者でも安心してIT用語を覚えられます。
こいつをまずは一周読み…………読み終わったら二周目を読み…………読む…………
続いて、音声や映像でも刺激を与えられないかと考え、現代の叡智YouTubeを漁ったところさまざまな解説動画がヒットしたので作業のお供に流し続ける。
最終的にはITすきま教室に落ち着き、隙があったら再生、IT女子・渡辺さき女史の解説を聞く。
聞き取りやすい音声、見やすい編集でとっても良いですぞITすきま教室。
そしてもちろん就寝前に過去問道場をぶん回す。
職場での昼食後もぶんぶんぶぶん。
スマートフォンにも対応しており、オフトンの中や出かけ先で出来るのはありがたいですな。
おもにこの3つで勉強したのですが、試験まで集中したのかというとそうでもなくて
デジゲー博があったり…………
ポケモンの新作が発売したり…………
などなど、展示の準備やポケモンに追われていたらあっという間に試験2日前になっていた。仕方がないね。
最後の2日間
さすがに試験前の休日はすべて勉強に充てようと、心を入れ替えてSwitchを放り投げ、過去問道場で模試を実施。
合格ラインは超えているが、見慣れてしまった過去問も出てくる中で、この結果……初見ばかりの本試験では苦い思いをするかもしれない。
分野別に見ると、出題数の多さの割にテクノロジ分野は安定した点数が取れている。
対して、ストラテジ分野は単純に用語の意味が暗記できてない自覚があったし、マネジメント分野は問題数が少ない。1問1問の配点が高いだろうから、油断すればカテゴリ落ちもありうる。
そこで、マネジメントとストラテジを重点的にやることに決定、
ITすきま教室を見ながら…………
キタミ式を読み込んでいく!!
映像と聴覚、文字認識の3つで用語の解説を受けて徹底的に意味わからんな、で終わっていた単語の意味を覚える!!
そして2日目の朝、また模試を受け……
点数変わらねえ〜!!!
なんでだ!?
動画と参考書で覚えながらも、過去問を分野別に受けてみると、頻出用語があることに気がつく。
これだッ……!! 頻出用語が分かってなかったから、稼げるところで落としていたのだ。
過去問を分野別に解いて頻出用語をある程度洗い出し、覚えて、そして当日…………
結局一番やりたかったテクノロジ分野は、当日の朝に不安なところを参考書読み返して終了。
結果
その結果!!
無事に合格点を取ることが出来ました〜!!
マネジメントなぞ満点をとってしまったが、これはひとえにUnityギルド、そしてインディーゲーム開発の経験が役に立った。
ギルドでは常日頃からアジャイルだのスクラムだの最新のシステム開発マネジメント手法の話題が飛び交っていてそれらはすごく身近な単語だったし、結局はゲームをリリースするまでの過程そのものがマネジメント。
一度図解さえ頭に入ってしまえば、もはや日頃からやっていることなんですな。
業務ではなかろうと、実際に開発経験があるというのは強い。わたしはテクノロジ分野は得意だったので最後の2日間で勉強を捨てていたけれど、それも日頃から開発しているからなんですね。
ITパスポートはプログラミング趣味を持たない人も多く受ける資格のようだけど、そういう人はテクノロジ分野は鬼門だろうな……
プログラマー一般常識は身についたの?
で、受けてみて思ったんですけど内容としては、
パソコンのハード面的な中身、ソフトウェアの中身、ネットワークの中身、
はたまた会社の成り立ち経営の仕方、売り上げをあげる方法、
そんでもって会社やシステム開発の運用の仕方と、プログラマーってより現状の事務職でも充分に役に立つ……なんと言うか……パソコンを使って仕事してるなら知ってると捗る……みたいなことが満載で……
例えば、業務で使ってるSCMシステムやPOSの意味、家で仕事をするときに使うVPNソフトの仕組み……地方の事務員としての仕事で日夜触っていたものが、わんさか出てくるのであります。
プログラマーの一般常識ってより、社会人の一般常識って感じ?みたいな??
試験概要にもそう書いてあったわ!!
無論、知らなくても仕事は出来るんですが、ただ仕事のためにと触っていたパソコンや会社のネットワークの仕組みが、ふんわりと分かるようになり、日々仕事しているだけで得られる経験値が増えた気がします。
また、インディーゲーム開発者としても馬鹿にできなくてですね、会社経営のための戦略とか分析手法とかはゲームを売って行きたいなら持っていれば有利になることこの上なしですし
セキュリティ関係はこのご時世必須とも言えるでしょう。会計だって収益を得たらやらないといけません。
ストラテジ分野はただサラリーマンとして働くには役に立たないかもしれませんが、インディーゲーム開発者には必要ですッ!わたしたちはある意味社長なのだから……
とはいえ、当初の目的だったプログラマーの一般常識が身についたか?と言われると……そこはまだまだ自信がなく
ハッ!!基本情報技術者試験!!?
よし…………じゃあ次は基本情報技術者とってきます👋
ゲーム開発者として基礎的な知識を得たいならこの本がいいぞ
絶賛ゲーム作成中〜!!
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