長年の探索本

2024年10月5日 00:55

本が好きな人なら誰でも長年の探索本があると思う。
例に漏れずわたしもいくつかあるが、その中で優先順位は高くないが（つまり仕事に関係はないが）思い出しては検索してしまう本に「幼児の頃（70年代初頭）に実家でとっていたセサミストリートの雑誌」というものがある。
セサミストリートといってもお馴染みのキャラクターはあまり出てこず、70年代アメリカ特有のカラフルで素朴なイラストがふんだんに使われていた記憶がある。
また「〇〇してみよう」というページがあったことも覚えている。
というのもわたしのかなり初期の記憶に、見開きにいろんな形の椅子の絵があって、「いすをかいてみよう」みたいな文言（自分で読めたかはわからないが、日本語が書いてあった）と下の方に四角い枠があり、ソファの絵を模写しようとして、どう描けばいいのかわかっているのに手がいうことをきかず幼児特有のぐちゃぐちゃな線になってしまって悔しい思いをした、というものがあるのだ。
つまり、それくらい小さい時期だったということ。
そしてもうひとつ、この雑誌にはポスターがついていた。
そのうちの一枚をかなり長い間、実家で飾っていたので確かである。
大きな木にリスをはじめとするいろんな小動物が走り回っている絵だった。
最初はわたしの部屋に飾られていて、今の家に引っ越してからはトイレに飾っていた気がする（リフォームしてからなくなった）。

しかし、この程度の情報しかないため、検索したところで大量のセサミストリートの本の波に埋もれるだけである。
正直、表紙のデザインもはっきり覚えていないのでどれを見ても確信が持てない。
他にもそういう人がいないかな、と言葉で検索してみてもヒットしなくて、ずっと心に引っかかっていた。

昨日、よく行く大きな古本屋の子供の本のコーナーにセサミストリートの古そうな冊子を見つけた。
ん？　年代的には合ってる。
けど表紙には見覚えがない。
それにこんな小さな判型ではなかったはず。
まあ、セサミストリートの絵本なんてたくさん出てただろうしなあ。