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えんがちょ

子どもシリーズ第四弾。
今回は「えんがちょ」です。
「えんがちょ」とは、何か汚いもの、もしくは追いかけっこのオニのような立場の人に触れる前に結界(バリア)を張る際の掛け声。
語源には諸説あって、江戸時代のわらべうたに「因果の性(いんがのしょう)」という言葉がありこれがなまったものではないかという説(『武蔵野』2(2)1919年)や、また歴史学者の網野善彦は「エン(穢、縁)をチョ(チョン切る)」であるとしているそうです(Wikipediaによる)。
なお、1980年から東京に住んでいた筆者は「えんがちょ」と言っていましたが、これも地方によってばらばらの模様。

北海道/芽室町
バリア
ビッキ
ピッコロ
北海道/札幌市
えったちんき

福島県
けぇーがれっ
福島県/いわき市
バーリア
バ~リ

東京都/世田谷区奥沢
エッピー!
東京都西部
えんがちょ

埼玉県/越谷市
ぎっちょ・バリア!

神奈川県鎌倉市
えんがちょ切った、鍵締めたぁ!
急いで「えんがちょ」と言い切ってしまわないといけないときには「えんぴー」

名古屋市
やめち!
めんき!

兵庫県/神戸市
ミッキ!

大阪
べ 便所 かんじょー 鍵しめた。 あ~ぶら かぶって線切った。 天の神様 あ~ずけたっ!
べべんじょ、かんじょ、かぎしめた
大阪市北部
でん、ぎっちょ!

広島県
ぶりっきゅー

福岡県
がっぴ


【本日のスコーピオンズ】

29曲目「Backstage Queen
4th アルバム『Virgin Killer 〜狂熱の蠍団〜』(1976)より。

おおーいつになく爽やかなイントロ。
非常に健康的なロックという感じです。
コード進行も素直。
いつ展開が起こるのかと思っていたら爽やかなまま終わった。
こんなのもあるんだ、スコーピオンズ!

感想は以上です。

神様、仏様!