リモートワーク、やってみた。

全国に緊急事態宣言が発令され、
そしてそのままゴールデンウィークへと突入しました。
みなさんは今、どのように毎日をお過ごしでしょうか。

長期休暇が終わりやってくるのは、
恐らく、引き続きの「外出自粛＝リモートワーク」ですよね。

緊急事態宣言の翌日からリモートワークに移行した私は、
最初はどうやれば「いつもと同じように」働けるのかばかりを
考えていました。
いつもと変わらない方法で、いつもと同じ質の業務を、と。
しかし、時間がたつにつれ、考え方は変わりました。
どうせなら「いつもより効率よく楽しく」働きたい。
そして、コロナの終息まで、
いやその先に待ち受けているだろう日本や世界の変化に
柔軟に対応できるような働き方を、今から模索していきたい。

今回は、そんな私がリモートワーク（在宅ワーク）を通して得た変化をご紹介したいと思います。
小さな変化ではありますが、私の中ではよりよい働き方を考える第一歩。
よければ読んでいってください。

① 時間の使い方が変わった！
―通勤に費やしていた時間、どう使う？

リモートワークになって私が一番最初に実感したのは、
時間の使い方の変化。
私の場合、通勤に要していたのは往復で約2時間。
まずその時間が浮くことになりました。
朝と夕のこの2時間、非常に大きいですよね。
現在私は朝の出勤の1時間を、30分睡眠を増やし、30分は家事に、
夕方の退勤の1時間は趣味に充てています。
正直30分の睡眠時間増は、ただの二度寝（笑）。
しかし、いつも夜に行っていた家事を朝に完了できる事で環境が整いすっきりするし、なかなか時間を確保できなかった趣味に時間をさけるようになったことで、日々のモチベーションがぐっと上がりました。

そしてなにより、その「2時間」の使い方を意識することが、
残りの「22時間」の使い方を意識することへつながったんです。
すなわち、今日という「1日（24時間）」をどう使うか。
それを意識できるようになったことは、私にとって大きい収穫でした。
ちなみに、「その浮いた2時間で仕事をすればいいのでは？」と思う方もいるかもしれません。
確かにその時間をまるっと使えば、
より目の前の作業は消化できるかもしれません。
でも、私はこの2時間を活用して得た心と体の充実を、
仕事の効率アップと、新しいアイデアの源につなげたいと思っています。

② 働き方が変わった！
―気分はまるで千手観音。

私は超短期集中型人間。
長時間ひとつの作業を継続して行う、というのがとても苦手です。
だからこそ手の届くところに「仕事」「生活」に関するたくさんのタスクが
転がっている在宅での「リモートワーク」は、実はメリットだらけ。
集中力が切れたら、さっき終わった洗濯物を干しちゃおう。
返信を待っている間に、掃除機でもかけるか。
いいアイディアが出てこなかったら、ベッドで10分仮眠しよ。
人間の集中力は元々そんなに長くは続かないものなのだとか。
ならば小刻みにタスクを切り替える。
そういうやり方の方が、私は有意義かつ効率のいい仕事ができるのです。
※もちろんこれは私にとって「自宅という場所に自分のテンポを乱す要因がゼロ」であるというラッキーな条件の上に成り立っています。
PC、洗濯機、社用携帯、掃除機。
全てを同時に操作する自分の姿を想像すると、恐れ多くも千手観音に見えたら面白いのにな、と思ってしまいます。

③ ミーティングが変わった！
―ソーシャルディスタンスを逆手に取る。

エースマーチャンダイズ（以下ACEMD）は現在、在宅勤務や時差出勤等、
各々の判断や業務の種類を加味したうえで、様々な働き方をしています。
私は、完全リモートワークに移行し約3週間。
会えない時間が愛育てるのさ、とはよく言ったもんです。
いつもは「元気良過ぎてうるさいなあ…」と思っていた同僚にも会いたくてたまらなくなるし、
「在宅ワークのしすぎで、ジェームスが色白になってやいないか…」と心配にもなります。

そんな我が社では、
定期的にオンライン上で全員が集まる日を設けています。
内容は、基本的には案件の進捗や、数字の共有等。
ですが、一番の目的は「コミュニケーションをとること」。
だから、お子さんの参加あり、ウクレレ演奏あり、ぬいぐるみも登場。
そのうち、こっそり背景に隠し文字を忍ばせる人や、どうでもいいこと報告会が始まるなど、まさに大喜利大会のようになってきています。
ですが、これこそが「自分自身が楽しむ姿勢を忘れない」、ACEMD！
実際に集まって話すからこそ生まれるものは、確かに多い。
しかし今、画面越しでしか顔を合わせられないという状況だからこそ、
密度の濃いコミュニケーションが取れ、
そして生まれるものもたくさんあります。
会いたかった！！やっと会えた！！
越えられない制約があるからこそ燃える。まるで恋愛のようです。

以上が、私がこの3週間で得た変化です。
小さな変化だし、「そりゃそうでしょ」というものもあるかもしれません。
「そんなん、わかっとるわい」と。

でも
「知っていること」と
「わかっていること」と
「やっていること」は別物。
私は、やってみたから気づけたことがたくさんあります。

この3週間の体験で得た気づきを、
ゴールデンウィーク明けの働き方にどう生かすか。
そしてそこから先の働き方をどう変えていくか。
この変化を前向きに受け入れ、
今後も、自らの意志でより良い働き方をつきつめていきたいと思います。

家で働く事も、楽しめるように。
Stay home , Enjoy work　です。